TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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セブン&アイとイオンが減益-総合スーパーが曲がり角に-

2008-04-13 18:29:09 | 地域産業
 小売業2強のセブン&アイホールディングスとイオンが営業利益を減らしました。セブン&アイは6年ぶり、イオンは10年ぶりの減益です。今回の決算結果を受けてセブンイレブンは伸びの見込めない店を平成20年度に600店閉鎖し、新店に置き変えます。イトーヨーカ堂に関しては今後3で3~5店減らす方針です。デニーズは全体の4分の1の140店舗を閉鎖する予定です。イオンも不採算店を閉鎖し、出店スペースを押さえる方針です。

 食品の値上げラッシュや経済の先行き不安が消費者心理を冷やしています。また将来的には少子高齢化社会の到来で購買力が上がりそうもありません。どうやら小売業にとっては厳しい時代になるようです。

 そこで地元伊勢崎では郊外型大型店が飽和状態にあると思うのに、今年10月に伊勢崎東部SCが開業します。この近くにはアピタがあります。大型店の閉鎖が私達の街でも起きるかもしれません。

 下の写真は10月開業に向けて急ピッチで建設が進む伊勢崎東部SCです。


 下の写真は上武国道から見た建設中の伊勢崎東部SCです。コに字型の店舗で建物の後ろ側から写真です。


 下の写真は建物の南側の伊勢崎桐生線から見た写真です。この道から駐車場に入る顧客が多いと思いすが、この道は2車線で道も狭くたいへんな混雑が予想されます。


 10月にオープンする伊勢崎東部SCは200店舗の専門店や10スクリーンを持つ映画館が入ります。消費が低迷して素人目にも飽和状態だと思えるのに、このSCが開業して地元の小売業はどうなってしまうのでしょうか。西部モールに北関東一パチンコ店がオープンして近隣のパチンコ店が相次いで閉店したように、かなりの閉店する店がでることが予想されます。そして、そのことは地元商業にとってはよいことなのでしょうか。勝ち組が残る淘汰戦争は資源の無駄を生んでいるように思えて、私にはたいへん疑問に思えてきました。


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