内閣府がまとめた報告書によりますと、企業が正社員の採用に慎重な姿勢が続いています。
報告書によりますと、新規求人数に占めるパート労働者の割合は2008年秋のリーマン・ショックの影響で上昇し、2010年は10月までで従業員が500人以上の企業で41%、99人以下では39%に上がります。
景気後退は、2009年3月に終わりましたが、翌月から拡大局面に入り、フルタイムで働きたいと思っている「不本意なパート労働者」の割合は依然として高水準が続いてきます。
新卒者の正社員への道も険しく、2011年3月の大学卒業者を対象とした採用選考で、「徹底して質を重視する」とした企業は50%超となっています。雇用環境は、相変わらず厳しい状況が続きます。
さて、そんな厳しい雇用環境なのですが、「日本の論点2011」という書籍に、天職をどう見つけるかという論点で、原マサヒコ氏が雇用に関することを論じています。原氏は、高校時代は不登校で親から勘当された経験を持ちます。その後自動車整備士資格を取得し、トヨタ自動車に入社、ディーラーメカニックとして5,000台の自動車修理に携わり「トヨタ技能オリンピック」で最年少(23歳)で優勝しました。
その後、IT業界に転出しPCサポートのプロとなり、デルコンピューターでは5年連続「顧客満足度NO.1」に貢献し、現在もITサポート企業で新規事業開発を手がけています。
氏は、「辞めたい」という新社会人に、まず、「今の仕事でどれだけの結果を残したの?」と聞くことにしています。目の前の仕事に向き合い、ひたむきに取り組んで結果を残す。そうすれば、次に道が見えてくると氏は論じています。納得いく言葉です。
それから、下の写真は「雪の赤城山」です。今日、朝起きたらこの風景であったので写真に撮りました。
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