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厚生労働省、児童養護施設の児童指導員等の人数見直す

2011-01-18 20:55:34 | 雇用・就職

 厚生労働省は、児童養護施設で働く児童指導員や保育士の人数に関する基準を見直す方針を固めました。

 職員の配置基準を見直すのは30年ぶりとなります。現行の基準では職員1人につき、3歳未満は原則2人まで、3歳以上就学前で4人、小学生以上だと6人となっています。改正では、職員1人当たりの子どもの基準数を減らし、職員を増やすことにしました。

 また、メンタルケアを必要とする子供が10人いる場合に、設置を奨励している「心理療法担当職員(心理士)」についても、基準を定め、配置の義務化を検討します。

 特別養護老人ホームと比べ、3分の1以下となっている部屋の面積基準も見直します。児童養護施設では子ども1人当たり3.3平方メートル以上と定めていますが、約5平方メートル以上に引き上げる方針です。

 かれこれ20年まえですが、児童相談所に勤務していたことがありました。児童養護施設は、親の死亡や経済的な理由で、家庭で暮らすことのできない要保護児童をあずかり、育てる施設です。児童相談所では、要保護児童について、会議を開き、養護施設に入所の手続きをしていました。今の同様にしています。

 さて、漫画「タイガーマスク」の主人公伊達直人の名前でランドセルの寄付が最初にあったのは、地元群馬県立中央児童相談所でした。その後全国に寄付が広まりました。

 高齢化社会ということで、高齢者への税金投入額が多額です。一方、児童に対する税金投入は少ないように思えます。児童養護施設の運営費は、国と都道府県が2分の1づつ負担します。基準の見直しにより、投入する税金額も増えると思います。児童に対する税金投入が今までは少なすぎたのではないでしょうか。

 今回の基準見直しは当然のことであり、必要な税金の投入増だと私は思います。

 下の写真は、きょうの赤城山です。きのうのほうが雪で白くなっていたのではないでしょうか。

 


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