サンデン（伊勢崎市）敷地内にJ２ザスパ草津の練習拠点できる-サンデンはすばらしい企業ですね-

　J２ザスパ草津の練習場を主目的とした「サンデンフットボールパーク」が19日に伊勢崎市寿町のサンデン敷地内に開設されます。このパークはサンデンが創業６５周年の節目に合わせて整備しました。専用グランドを持たずに前橋や高崎、玉村町などの複数のグランドを借りて練習していた、ザスパにとっては専用グランドがやっと誕生しました。下の写真は19日の開設に向けて整備が終了しているグランドです。


このグランドは平日昼間は主にザスパが利用します。夜間や休日はサンデン社員のスポーツ施設として利用するほか、一般にも貸し出すことを検討しています。ザスパの植木監督は「落ち着いて練習できる場所があることは精神的にも大きく、選手にとってもよかった」と話しています。矢内伊勢崎市長も「プロの練習している姿を間近で見れば、子供達ももいろいろ学べる。市民のサッカーの熱も上がってくるのではないか」と期待を寄せています。
　
　サンデンはこのグランドのみでなく、創業の地寿町の本社周辺を「グローバルセンター」として位置づけ、企業文化・技術研究開発拠点に再編します。下の写真はR＆D（研究開発）機能を集大成する建設中のテックセンターです。２階建て延べ約10,000平方メートルで、電波暗室、環境実験室、フード実験室などの最新実験施設を設け、次世代の商品開発に取り組みます。


　このほかエリア南東には創業者牛久保海平の私邸を現状保存の状態で歴史館にします。現在の本社事務棟は、エリア全体のシンボルとして、STQC（サンデントータルクオリティーマネジメント）センターに再整備します。下の写真はその本社です。私は仕事の関係でこの本社に訪問することがありましたが、この本社からサンデンは実質を重んじる企業だなあと思っていました。少し売上があると立派な事務所にする企業がありますが、対極にあるのがサンデンという印象でした。　


　群馬県、そして地元伊勢崎市への地域貢献、地域活性化をしっかり考えた「サンデンフットボールパーク」の建設、企業の将来を考えての「テックセンター」の建設、そして創業者を企業文化の核としてしっかりと位置付けての「牛久保記念館」建設のことを考えますとほんとうに企業としてすばらしいと思います。旧粕川村の「サンデンフォレスト」も環境に配慮した企業の姿勢が感じられる工場ですが、この創業の地もサンデンという企業を体現したエリアだと私は思います。