『正論』で今号から「福田恆存・三島由紀夫の「戦後」」という連載が始まった。
筆者は評論家で拓殖大学客員教授の遠藤浩一さん。
福田先生や三島由紀夫についての考察も去ることながら、
同時に遠藤さん自身の意見が述べられている箇所にも多く感銘を受けた。
少し引用する。
あるいは、昨今流行の女系天皇容認論も、
所詮「戦後」といふ異常な時代ならでの徒花ではないのか。
女帝容認論者たちと議論して感じるのは、畏れを知らぬ人々だなといふことである。
彼らは、皇統をいかに守り抜くかといふ巨きな問題を、
己の現実感覚といふ卑小なものに押し込める愚を犯してゐる。(中略)
彼らが依つて立つ現実は、たかだか六十年そこそこの間に醸成されたものでしかない。
これは本論とは脇道にそれた論だが大いに同意するところだ。
それにしても、福田先生の御写真はもっと良いものを使えばいいのに。
筆者は評論家で拓殖大学客員教授の遠藤浩一さん。
福田先生や三島由紀夫についての考察も去ることながら、
同時に遠藤さん自身の意見が述べられている箇所にも多く感銘を受けた。
少し引用する。
あるいは、昨今流行の女系天皇容認論も、
所詮「戦後」といふ異常な時代ならでの徒花ではないのか。
女帝容認論者たちと議論して感じるのは、畏れを知らぬ人々だなといふことである。
彼らは、皇統をいかに守り抜くかといふ巨きな問題を、
己の現実感覚といふ卑小なものに押し込める愚を犯してゐる。(中略)
彼らが依つて立つ現実は、たかだか六十年そこそこの間に醸成されたものでしかない。
これは本論とは脇道にそれた論だが大いに同意するところだ。
それにしても、福田先生の御写真はもっと良いものを使えばいいのに。