あび卯月☆ぶろぐ

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「教科書検定」内政干渉は無視すべし

2006-04-01 01:01:50 | 政治・経済
教科書検定の季節がやってまいりました。

今年も案の定、竹島や尖閣諸島の記述に対して、韓国、中国が抗議してきました。
さらには、北方領土に関してロシアまで抗議してきたそうです。

いづれの領土も日本固有の領土であることはいうまでもないのですから、
教科書にそのように書くのは当然のことです。
それに対して抗議するとは一体どういった了簡でしょう。
百歩譲って、領土のことですからお互いの国の主張が異なる事はむしろ当然のことです。
しかしながら、相手の主張が気に食わないからといって、
「教科書の内容を変えろ」というのは内政干渉に他なりません。

假に他国の教科書にケチを附けて良いのならば
日本の方こそ中国や韓国の教科書に文句を言ってしかるべきです。
(かの二国の歴史教科書が事実と異なる記述だらけだということは周知の通り。)
しかし、それをやればやはり内政干渉になります。
ですから日本はそれをやらない。
普通の国ならばごく当り前のことです。

そもそも、国ごとに意見が違うように
国ごとに教科書の内容が違うことは当り前の事です。
複数の国同士で同じ思想に基づいた教科書を作ることは不可能ですし、
殊に歴史教科書が複数の国で同一の内容になることは絶対にありえません。
以前にも述べましたが、歴史観は異なる国同士で共有できないからです。
むしろ、共有できないからこそ歴史観なのであります。
せいぜい、事実の確認ができる程度でしょう。
現実にはそれも不可能に近いのですが。

ちなみに、私は日本の教科書の質が高いとは到底思っていません。
国語も音楽も家庭科も酷い有り様です。
特に歴史教科書の記述は誤りだらけであります。
近年、南京事件や慰安婦の記述について良くなったと云われますが(朝日新聞に言わせれば悪くなっているんでしょうが)
以前より少し良くなった程度で、私に言わせるとまだまだです。

いづれにせよ、他国が日本の教科書に抗議しようがケチをつけようが無視していてよいのです。
我々日本人が無視してはならぬのは、そういう内政干渉を大事(おおごと)のように騒ぎ散らす無知なマスコミであります。


(※あゝ、私はどうしても政治に淫してしまふのですね・・・)