あび卯月☆ぶろぐ

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「あまカラ日記」閉鎖

2006-04-25 23:46:29 | 雑記
私がブログの中でもっとも愛読していた「あまカラ日記」が閉鎖するそうです。

きっかけの一つに次のようなことを挙げられている。

テレビを見ても、本を読んでも、落語を聴いても、頭の中で感想文を書き始めているのである。これはかなり不快だった。

この気持ち、ブログをやっている者ならば
少なからずわかるのではないだろうか。
現に私も日常生活においてふと気附くとブログのネタを探していたり
テレビを観たり本を読んだりするたびに感想を考えている。
私はこれを「不快」と感じたことはないが、
そういわれてみると、なるほど自らの生活がブログに制約されているようで不快である。
とはいえ、私はまだブログを運営する楽しさの方が勝っているので
当分はブログを続けていくと思う。

ところで、「「アニメおたく批判記事」を批判されて閉鎖するのか」
などという書き込みがあったが、断じて違う。
そのようなことは記事を読めばわかることである。
まったく反論する気にもなれない。
真っ当な批判はされてしかるべきだが、かかる中傷の類に附ける薬は無い。
アニメおたくはかくも不寛容であったか。
おたくは批判されても、むしろ自嘲するくらいの器を持って欲しいものである。


さて、話を変えましょう。

私が「あまカラ日記」を知ったきっかけは
福田恆存さんについて何気なく検索していたら偶然たどり着いたという具合。
記事の内容が興味深く、且つ面白く
また、高島俊男さんや呉智英さんの記事もあり愛読するようになりました。

流石は福田恆存さんの読者さんとあって文章に力のある方で
保守的ながらも今流行りの“俄か保守”などとは違い、
独自の視点で様々なことを論じられて
私もこのようなブログを目指したいものだ、と御尊敬しておりました。
(まったく私などは福田恆存読者の風上にもおけない。)

今回、閉鎖ということで非常に残念ですが、
ご本人は「休眠後また、書きたくなったら始めるかもしれない。」
と仰っているのでそれにひそかに期待したいところ。

最後に引用されていた福田恆存さんの文章が印象的でした。

批評の専門家になるということはこのうえない不幸だ。健全な批評は副業でなければならない。(中略)ゆめゆめ批評を本業とするなかれ。

まったくその通り。
今後、ブログをやってゆくにあたって、この言葉を肝に銘じたいと思う。