今年も無事、M-1グランプリが終了した。
年を経るにつれ、M-1がお笑いの祭典としてあらぬ高さにまで祭り上げられているきらいがないでもないが、今年も例の如く感想などを。
▼ナイツ
紳助は去年よりも巧くなったと褒めていたが、私は去年より笑えなくなっていた。
今年一年の内に随分見て、見慣れてしまったからか。
やっていることは延々と言葉を間違っているだけだし。
決して嫌いではないのだが、特に笑った箇所がない。
つくづくお笑いは好みに左右されると感じる。
ツッコミの仕方がもっとマニアックだったら私向けだろう。
80点。
▼南海キャンディーズ
既に売れっ子になっているからか、一種の余裕が感じられた。
その余裕が良い効果をもたらす場合と悪い効果をもたらす場合とがあるか、今回は後者だったか。
私は山ちゃんのマニアックな突っ込みが好きで、例えば今回の「そのナルホドは進研ゼミの漫画でしか見れないよ」など結構笑えたのだが、全体的に突っ込みの勢いや漫才自体のスピード感がやや弱めだった感じがする。
85点。
▼東京ダイナマイト
こういう芸人が出られることはM-1の良さともいえる。
東京ダイナマイトは爆笑ではなく、押さえた笑いを提供してくれる。
じわじわ、じわじわくる笑いだ。
リーダー(松田大輔)のくどめのボケをハチミツ二郎さんの冷静突っ込みによって中和される。
このコントラストがいい。
個人的には好き。
87点。
▼ハリセンボン
上沼恵美子から「恋をすると漫才が面白くなくなる」と云われたことについて、はるかは「上沼さんには悪いですがますます面白くなっています」と云ってた。
が、ますます面白くなったとは感じなかった。
下手するとパワーダウン。
いや、それははるかの方ではなく春菜の突っ込みの方が空回りしたせいか。
声を張り上げすぎだったように思う。
彼女ら、コント番組ではピカイチに光るのだが、漫才となるとイマイチ。
逆にいうと、漫才以外では面白いのだから今回の評価が低かったからといって気を落とすことはない。
81点。
▼笑い飯
私は笑い飯のラヂヲを聴いていたくらいの笑い飯びいきなので毎年どうしても甘い目で見てしまう。
が、今年は私だけでなく、みな本当に面白かったという。
嬉しい。
実際、私も今年の芸人の中で一番笑った。
二本目のネタも一本目のようなクオリティがあれば優勝だったろうに。
それにしても、M-1でチンポジ連呼(笑)
今年は笑い飯にとってラストイヤーになった。
優勝できなかった彼らだが、八年連続決勝戦出場という輝かしい記録を打ち立てた。
そしてその記録以上に彼らの功績は伝説になるだろう。
95点。(一本目)
90点。(二本目)
▼ハライチ
たぶん、はじめて見た。
一種の危なさがあって良かった。
とにかく、左の人はあまり動かず、右の人が動き回り喋りまくり。
どちらかというと若い人向けの笑いなのかもしれない。
彼ら自身私より若いし。
これが平成世代のお笑いか。
普通に面白い。
86点。
▼モンスターエンジン
彼らは芸達者だね。
神々コントや西森さんの鉄工所ラップ、ゴッドハンド洋一。
そして、今回見せてくれた漫才。
それは、しゃべくり漫才という正統派。
若干昭和の香りもして良かった。
大笑いというより感心という感じ。
完全に余談だが、「鉄工所ラップ」は本当に感動する。CDも買った。
84点。
▼パンクブーブー
パンクブーブーというとパッとしない、地味、華がない・・・。
これが、いままでの彼らのイメージだった。
そういった印象を一気に吹き飛ばしてくれたのが今回の漫才だった。
漫才の形態はアンタッチャブルに似る。
ボケがとにかくボケ倒し、突っ込みは喉が枯れるほど強烈に突っ込む。
どちらが先か知らないが、この形態は安定感がある。
無論、その安定感を出すためには実力がないと無理だ。
面白かったのはその実力が彼らに伴っていたからだろう。
独特の悪口は特に良かった。
94点。(一本目)
96点。(二本目)
▼NON STYLE
はっきりいって、ノンスタイルは嫌いな芸人だった。
去年のM-1で彼らが優勝したことは不可解で、実力に相応しない評価をされた芸人と思っていた。
明らかにオードリーの方が面白かったからだ。
それを証明するかのようにM-1優勝者にもかかわらず、その後の活躍もパッとしなかった。
毎年、M-1のCMには前年優勝芸人が起用されるものだが、それも無し。(これは少し可哀想だと思った)
が、一本目のネタは前回優勝者の名に恥ぢないものだったと思う。
「日本がやられました」のセリフとか、ケーキを運んできて切り分けるくだりなんかツボだった。
苦渋を舐めたことが彼らを成長させたのだろうか。
88点(一本目)。
84点(二本目)。
以上、お笑いファンの方々から「お前は何様だ」とお叱りを受けそうな辛口のことも書いた。
が、私はM-1に出場した芸人さんに心から敬意を抱いております。
厳しめのコメントは芸人さんたちに対する激励とお考え下さい。
って、誰に言い訳してるんだ(笑)
今年のM-1は昨年よりも全体的に良くなっていたと思う。
昨年よりも平均レヴェルが高かった。
私は笑い飯に優勝をあげたかったが、パンクブーブーが優勝を勝ち取った。
文句はない。
まだまだ華の無い彼らだが、なにそんなものはあとからついてくる。
これからも頑張ってください。
年を経るにつれ、M-1がお笑いの祭典としてあらぬ高さにまで祭り上げられているきらいがないでもないが、今年も例の如く感想などを。
▼ナイツ
紳助は去年よりも巧くなったと褒めていたが、私は去年より笑えなくなっていた。
今年一年の内に随分見て、見慣れてしまったからか。
やっていることは延々と言葉を間違っているだけだし。
決して嫌いではないのだが、特に笑った箇所がない。
つくづくお笑いは好みに左右されると感じる。
ツッコミの仕方がもっとマニアックだったら私向けだろう。
80点。
▼南海キャンディーズ
既に売れっ子になっているからか、一種の余裕が感じられた。
その余裕が良い効果をもたらす場合と悪い効果をもたらす場合とがあるか、今回は後者だったか。
私は山ちゃんのマニアックな突っ込みが好きで、例えば今回の「そのナルホドは進研ゼミの漫画でしか見れないよ」など結構笑えたのだが、全体的に突っ込みの勢いや漫才自体のスピード感がやや弱めだった感じがする。
85点。
▼東京ダイナマイト
こういう芸人が出られることはM-1の良さともいえる。
東京ダイナマイトは爆笑ではなく、押さえた笑いを提供してくれる。
じわじわ、じわじわくる笑いだ。
リーダー(松田大輔)のくどめのボケをハチミツ二郎さんの冷静突っ込みによって中和される。
このコントラストがいい。
個人的には好き。
87点。
▼ハリセンボン
上沼恵美子から「恋をすると漫才が面白くなくなる」と云われたことについて、はるかは「上沼さんには悪いですがますます面白くなっています」と云ってた。
が、ますます面白くなったとは感じなかった。
下手するとパワーダウン。
いや、それははるかの方ではなく春菜の突っ込みの方が空回りしたせいか。
声を張り上げすぎだったように思う。
彼女ら、コント番組ではピカイチに光るのだが、漫才となるとイマイチ。
逆にいうと、漫才以外では面白いのだから今回の評価が低かったからといって気を落とすことはない。
81点。
▼笑い飯
私は笑い飯のラヂヲを聴いていたくらいの笑い飯びいきなので毎年どうしても甘い目で見てしまう。
が、今年は私だけでなく、みな本当に面白かったという。
嬉しい。
実際、私も今年の芸人の中で一番笑った。
二本目のネタも一本目のようなクオリティがあれば優勝だったろうに。
それにしても、M-1でチンポジ連呼(笑)
今年は笑い飯にとってラストイヤーになった。
優勝できなかった彼らだが、八年連続決勝戦出場という輝かしい記録を打ち立てた。
そしてその記録以上に彼らの功績は伝説になるだろう。
95点。(一本目)
90点。(二本目)
▼ハライチ
たぶん、はじめて見た。
一種の危なさがあって良かった。
とにかく、左の人はあまり動かず、右の人が動き回り喋りまくり。
どちらかというと若い人向けの笑いなのかもしれない。
彼ら自身私より若いし。
これが平成世代のお笑いか。
普通に面白い。
86点。
▼モンスターエンジン
彼らは芸達者だね。
神々コントや西森さんの鉄工所ラップ、ゴッドハンド洋一。
そして、今回見せてくれた漫才。
それは、しゃべくり漫才という正統派。
若干昭和の香りもして良かった。
大笑いというより感心という感じ。
完全に余談だが、「鉄工所ラップ」は本当に感動する。CDも買った。
84点。
▼パンクブーブー
パンクブーブーというとパッとしない、地味、華がない・・・。
これが、いままでの彼らのイメージだった。
そういった印象を一気に吹き飛ばしてくれたのが今回の漫才だった。
漫才の形態はアンタッチャブルに似る。
ボケがとにかくボケ倒し、突っ込みは喉が枯れるほど強烈に突っ込む。
どちらが先か知らないが、この形態は安定感がある。
無論、その安定感を出すためには実力がないと無理だ。
面白かったのはその実力が彼らに伴っていたからだろう。
独特の悪口は特に良かった。
94点。(一本目)
96点。(二本目)
▼NON STYLE
はっきりいって、ノンスタイルは嫌いな芸人だった。
去年のM-1で彼らが優勝したことは不可解で、実力に相応しない評価をされた芸人と思っていた。
明らかにオードリーの方が面白かったからだ。
それを証明するかのようにM-1優勝者にもかかわらず、その後の活躍もパッとしなかった。
毎年、M-1のCMには前年優勝芸人が起用されるものだが、それも無し。(これは少し可哀想だと思った)
が、一本目のネタは前回優勝者の名に恥ぢないものだったと思う。
「日本がやられました」のセリフとか、ケーキを運んできて切り分けるくだりなんかツボだった。
苦渋を舐めたことが彼らを成長させたのだろうか。
88点(一本目)。
84点(二本目)。
以上、お笑いファンの方々から「お前は何様だ」とお叱りを受けそうな辛口のことも書いた。
が、私はM-1に出場した芸人さんに心から敬意を抱いております。
厳しめのコメントは芸人さんたちに対する激励とお考え下さい。
って、誰に言い訳してるんだ(笑)
今年のM-1は昨年よりも全体的に良くなっていたと思う。
昨年よりも平均レヴェルが高かった。
私は笑い飯に優勝をあげたかったが、パンクブーブーが優勝を勝ち取った。
文句はない。
まだまだ華の無い彼らだが、なにそんなものはあとからついてくる。
これからも頑張ってください。