すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

立ち弾き

2019-02-12 21:48:12 | 音楽の楽しみー楽器を弾く
 ロシアの民族楽器ドムラを腰痛でマンドリンに持ち替えてからそろそろ3年になる。あまり進歩していない。
 マンドリンと言っても、普通のマンドリンはやはり腰に負担が来るから、ぼくのはフラットマンドリンという楽器だ。最初の練習用のを買ってほぼ1年後に、「なんとかやれそうだ」と思って買い替えてちょうど2年になる。
 今もっているのは、ウエーバー社のAタイプの、かなり良いものと思われる、なかなか美しい楽器だ。こんなに進歩しないのでは宝の持ち腐れでもったいないくらいだ。
 フラットは本来はカントリー・ミュージックでバンジョーとかフィドル(ヴァイオリン)とかと一緒に、ストラップで肩から吊るして立って弾く楽器だ。ドムラからの習慣でずっと座って練習していたが、最近になって立って弾いてみたら、体全体を使うから大変気持ちが良い。感情もずっと入れやすい気がする(もちろん、マンドリンの奏者は座って弾いて感情を入れている。初心者の話だと思ってほしい)。右手の強弱も付けやすい。
 ぼくは弾きながら歌をうたうのだが、歌も乗りやすい気がする。ただし年寄り故、疲れてしまうから、譜面台を二つ並べて、立ったり座ったりしながら弾いている。
 若い頃、合気道の練習をしていて右側のあばら骨を折って(剥離骨折して)、医者がそのままコルセットで固定したから、今でも骨が出っ張ったままだ。これが楽器の背に当たって痛いので、出っ張った骨の上下に肌着の上から極厚の隙間止めテープを張って、当たらないようにしている。
 立って弾くようになったきっかけは、心臓だ。この冬は少し心臓の動悸が強く、やや圧迫感もあり、楽器を弾くときに共鳴して余計に動悸が強くなるような気がしたので、なるべく心臓から離した位置で、今までよりも下げて弾いてみようと思ったのだ。左手首の返りがやや強くなって慣れるまでは多少弾きづらい、心臓には良いようだ。
 いろんなことがあって、いろんな発見をするものだ。
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