すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

音色

2019-02-13 20:35:50 | 音楽の楽しみー楽器を弾く
 同じ楽器を弾いても、弾く人によって音色は大きく違う。熟練した人が弾くとクリアな良い音に、初心者が弾くと、ぼやけた頼りない音になる。これは聞いている人がアマチュアでも、違いはすぐわかる。ピアノの音色などで多くの人が経験していることだろう。
 ぼくが以前持っていた2台のドムラの片方を手放した時、渡した相手がそれを手に取って弾き始めた瞬間に驚いたことがある。ぼくが弾いていた時と全然違う音が出た。「これは、こんなに良い音だったのか」と思った。相手は、ロシア民族楽器オーケストラの指揮者で、日本一の演奏家でもあるのだから、あたりまえと言えばそれまでだが。
 また、良い楽器は弾き込めば引き込むほど、初めは生硬だった音が柔らかくしかも豊かに響くようになるということも良く知られている。
 ぼくの今弾いているフラットは、やっとこの頃、初めの頃よりは良い音で鳴るようになったと実感できる。専門家が弾いたらこんなものではないだろうが。
 昨日ぼくは、「あまり進歩していない」と書いたが、じつは楽器もぼくも、いくらかずつは進歩しているのかもしれない。ぼくの腕はとにかく、いまの楽器には満足している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする