昨日の文に、一言だけ付け足しておきたい。ぼく自身は降りてしまったけれど、自分には才能がないのではないかと悩んでいて、あるいは薄々感じていて、それでも音楽を(あるいは他の何かを)断念することができないでいる人たちのために。
ノンフィクション作家の最相葉月の「絶対音感」(新潮文庫に入っています)の冒頭近くに出て来る、作曲家のスクリャービンが、のちに大小説家になる若きパステルナークに言ったという言葉:
「音楽で自分の言葉を表現したいという強い思いがあるときに、才能についてとやかくいってもしかたがない」
ノンフィクション作家の最相葉月の「絶対音感」(新潮文庫に入っています)の冒頭近くに出て来る、作曲家のスクリャービンが、のちに大小説家になる若きパステルナークに言ったという言葉:
「音楽で自分の言葉を表現したいという強い思いがあるときに、才能についてとやかくいってもしかたがない」