すべての頂の上に安らぎあり

今日はぼくに残された人生の最初の一日。ぼくは、そしてぼくたちは、この困難と混乱の社会の中で、残りの人生をどう生きるか?

古希

2017-08-10 14:08:51 | 老いを生きる
 つい先日、70歳になった。
 別になんの感慨もあるわけではないが、これで医療費が今までの3分の2になるし、バス代がかからなくなるのだけはありがたいかな。
 一つの峠という気はしないでもない。でも、峠というのが、いままで上り坂だったのがここからは下り坂になる、という意味なら、体力の面から言えばとっくの昔に下り坂だし、人生の上での幸福感という意味ではぼくの峠は10歳だったかもしれないので、けっきょくなんの峠だかわからない。
 昨夜、半年ぶりにあった友達と恵比寿のガーデンプレイスでビールを飲んで近況報告をしあった。
 「ぼくは最近だんだん、社会や世間に背を向けた偏屈ジジイになりつつあるような気がする」と言ったら、「あら、前からそうじゃない」と返された。
 うすうすそんな気はしていたのだが、やっぱりね。
コメント
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