toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「七人の敵がいる」 加納朋子

2024年02月25日 | 読書日記

バリバリのキャリアウーマンの陽子が,PTAや自治会で自分のやり方を貫こうとして敵を作って行く物語。

読んでいて段々嫌になってしまう。
それは話がつまらないからじゃなくて、主人公の陽子があまりに自分に似てるから。
陽子ほどの行動力は無いけれど、物事をまず合理的に考えるところはそっくり。
合理性を重んじることによってどんどん敵を作っていく陽子に自分を見て落ち込む一方。
私も自治会の役員が回ってきたとき、「今までそうだったからと言う意見は一切聞きませんから」と言った経験が有ります。

最後は綺麗にまとまり過ぎて、物語としては良い結末だけど、リアリティが無くて納得できない。

 

 

 

 

 

2010.6.30

集英社


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