toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「翡翠の色の、君だけの夏。」 渡波みずき

2018年08月24日 | 読書日記
全く偶然だけど、これで高校生が主人公の小説が4連続。
でも、どれも自分の高校時代と違い過ぎて、高校生に戻った気分にはなれないな(笑)、

で、この本。
「翡翠館」、「ホラー」、「ミステリー」と来たら、本好きなら誰でも綾辻行人の本格ミステリーを連想する。
期待して読み始めると、出だしからすぐに勘違いに気付く。
ホラーっぽいのは翡翠館に一人で泊まった夜の出来事だけ。
それも、詳しい説明はないけれど、どうも本人の幻想ってオチ?

ストーリ展開は必然性が全く感じられない展開の連続でちょっと強引な感じ。
一応伏線らしいものは回収された感じで、物語としてまとまっているようだけど釈然としない。

別荘ではじめて電話に出たとき、その電話機は「この電話にはボタンが無くて保留にできない」と描写されているのに、次に電話に出たときには、「保留ボタンに指を添えながら・・・」と記述がある。
綾辻行人のような本格ミステリーの場合は緻密さが要求されるのに・・・・。
まあミステリーとは名ばかりで、翡翠館にちょっとした秘密が有ったという程度のお話だから良いか。。

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