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toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「バスクル新宿」 大崎梢

2022年12月17日 | 読書日記
新宿にあるバスターミナルが舞台、もしくはそこに向かうバスに関係した短編集。
それぞれの話は独立していて登場人物もかぶらないけれど、謎の少年がボブキャラで登場する。
最後の話はその少年に関する話で、それまでの話の主人公が勢ぞろいするという、こういう短編集にはありがちなパターンの構成。

それぞれの話は人情噺だったりミステリっぽかったりと色々だけど、どれも見ず知らずの人が不自然に突然仲良くなる。
物語の進行上必要だろうけどかなり違和感があるし、現実味の無い展開も多くもうちょっと何とかならなかったか・・?
作品の出来はどれもギリギリ及第点と言ったところ。

説明が稚拙で何度読んでも理解できなかったり、説明がなくて「あれ、そうだったの?」というところが多い。
本格派ミステリだったら絶対許されないだろうな。。




講談社
コメント
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