toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

パーフェクト・プラン

2011年06月13日 | 読書日記
著者は柳原彗(やなぎはら・けい)。
巻末の解説によると女性らしい。

基本的に本に関するブログは特に面白かったものか、逆に特別つまらないと思った作品についてだけ書いている(さもないと一日に何度も書かないといけない日もあるし・・)けれど、これはいたって普通の作品。
75点くらい。
では何故書くのかと言うと、たまたまこれを読む数冊前に読んだ「翳りゆく夏」(赤井三尋:これも70点くらいだったのでブログには書いていませんが・・・)に登場する人物とこの作品に登場する人物が同じ特技を持っているという偶然に感激したから。。
その能力と言うのが、翳りゆく夏では「直感像素質」、パーフェクト・プランでは「瞬間像記憶」と書かれているけれど、要するに目にしたものを一瞬のうちに記憶する能力。
翳りゆく夏では、単に登場人物の中の二人がこの能力を持っていると言うだけでストーリには全く関係ないけれど、パーフェクト・プランでは最後に重要なヒントになるけど扱いは比較的小さい。
昔から覚えることが苦手で、年号や英単語を全く覚えられない私にはうらやましい能力です。

折角なので作品についてちょっと触れておくと、登場人物の考え方や行動がちょっと意外だけどわりとすんなり入っていけます。
ただ、作者はES細胞に関して間違って理解しているんじゃないのか?
それに青酸って有機化学ではあまり扱わないと思うんだけど・・

宝島社文庫 定価695円+税
コメント
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