ゆっくりと山登り

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中央アルプス 木曽駒ケ岳から空木岳 2008年9月 その5

2008-09-25 19:01:52 | 中央アルプス・御嶽山
9月13日のつづき


ガスの切れ間から現れる熊沢岳
右肩に大きな岩を乗せた特長ある山容です。



檜尾岳を振り返る



伊奈川の源流部、左に三ノ沢岳



熊沢岳までは、所々岩場を越えながらの道。
少しずつ山頂が迫ってきました。



そして熊沢岳山頂。




ここを超えると、空木岳も間近に見えてきます。



木曽殿越に向けて鋭く尾根が切れ落ち、
迫力ある姿は、名山の名に恥じません。
あの尾根は、登り応えがありそうですが・・・




東川岳から木曽殿山荘へは、一気の下り。
本日はここまでと思っていたのですが、
連休中ということもあって、山小屋は予約がいっぱいで泊れないとのこと。
先ほど見た尾根の登りを考えるとさすがにこたえますが、
気を取り直して駒峰の避難小屋に向けて出発の準備。
駒峰には水がないので、まずは木曽義仲の力水まで
ボトルを持って往復。

濁沢で出会ったご夫婦に励まされつつ、木曾殿越を後にします。
ガスに囲まれた急な尾根道。
一歩一歩高度を稼ぐ。
頂上を前のピークは鋭い岩峰。
鎖場をいくつか越えて頂上へ。
ガスの中、展望はありませんでしたが頂上の標識を前に
満足感がわいてきました。

駒峰の小屋は、頂上からわずかに下ったところ。
小さな小屋ですが中は温かくきれい。
木曾殿山荘に泊まれなかった人たちでいっぱいでしたが
何とか今夜の寝床を確保できた安堵感でいっぱいでした。

一階の隅のテーブルで夕食の準備をしていると
同席した3人組のパーティーの方に、
酒、つまみなど勧められ、山の話でしばし歓談。
すでに全国の山を巡られているとのことで、
各地の山の話を伺いつつ飲む酒は格別でした。
どうもありがとうございました。

やがて夜も更け、小屋に備え付けのシュラフを借りて
眠りにつきました。

続く




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2 コメント

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読み応えあります (tenkuu)
2008-09-25 20:23:18
山稜の隙間から湧き出るようなガスは
寄せ付けまいとする荒々しさを感じてしまい
こんなところに独り残されたら、たまらないな~(笑)
返信する
Unknown (trekker-k)
2008-09-26 20:35:55
たしかに午後遅い時間に、ガスに囲まれた山の中を歩いていると不安がつのりますね。
誰かと追い越し、追い越されているとホッとすることがあります。
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