4月26日
太鼓岩から辻峠に戻り、また荷物を担いで進みます。
ここから楠川別れまで下りになります。
屋久鹿くん再び
楠川別れでトロッコ道に出ると、途端に人が増えました。
荒川口から縄文杉までのハイキングのツアーが何組も歩いています。
トロッコ道に入ってすぐにバイオトイレがあります。
おがくず?のようなものと混練して処理するタイプのもので
とてもきれいで臭いもほとんど気になりません。
今回は皆携帯トイレを用意してきていますが、せっかくですからここは利用していきました。
トロッコ道に飽きてきたころ、ようやく軌道の末端へ
ここで腹ごしらえをして、再び山道に入ります。
このあたりから縄文杉に行って帰ってきた人とのすれ違いが多くなりました。
すれ違うたびに我々は「クスリ」という笑いとともに声をかけられます。
なぜならば、「ナメコ」と大鍋がいるから・・・「今晩は何食べるのー?」「カレーです」
ナメコはともかく大鍋は皆さんちょっとうらやましそうでした。
しばらく森の中を登っていくとウィルソン株へ到着。
ここは株の中に潜り込んで、特定の位置から写真を撮るとの形になるということで
カメラを地面にセットして無理やり記念撮影
一人足りませんが、SRさんが足が痛いということで外で治療中。
原因が良くわからないが、靴が足に合わないのか、それとも他の理由か・・・
たまたま同じルートを歩いている人が良い痛み止めがあるよということで足に塗っていたのでした。
痛みを抱えつつも元気に歩くSRさん
やがて大王杉へ
名前のついている木がたくさんありすぎて頭の整理がつきません。
お次は二つの木が手を取り合っている(ように見える)夫婦杉
そして、今日のフィナーレは屋久島の大御所、縄文杉
木のそばに木道と、展望デッキがすえられているのでそこからの観察です。
木には近づけませんので大きさの感覚がつかみにくいのですが、
見るからにどっしりとした腹まわりは貫録十分。
表面のしわの一つ一つに人間の寿命ををはるかに超えた歴史が削りこまれている。
縄文杉めぐりのツアーとずいぶんすれ違いましたが、すでにその人たちは帰路についており
デッキには海外から来た単独の男性と若い男性の二人組だけ。
人気スポットですが、とても静かに見ていられるのがうれしい。
もちろんここで記念撮影
さてここからラストスパート
縄文杉を超えるとすぐに高塚小屋。
「新」はついていないのですが、建て替えて間もないということで
新高塚小屋よりもきれい。
標高が低いところにあるので、宮之浦岳に縦走する場合は新高塚を選ぶ人が多く
比較的静かなのではないかと思いました。
中には2~3組がゆったりと休んでおられました。
ここから1時間余りさらに登って、ようやくゴールが見えてくる。
到着時はテントは二張りでした。
さっそく我々もテントを設営。ウッドデッキのまずまず良い場所を確保できました。
大きめのテントが調達できなかったので、二人用を4張りです。
このデッキの左手裏に水場、右手に行くとトイレ。
小屋の中は既に多くのパーティーが入っていました。
何とかスペースを確保して夕食は中で作ります。
まずはここまで担いできたビールで乾杯!
本日のメニューはアウトドアの王道、カレーライスであります。
やっぱり大鍋で作ると美味いですね。
小屋の中にカレーの香りを振りまいてちょっと迷惑かけたかも。
さて夕食後はテント場で宴会、みんなのザックからは次々と酒が出てくる。
こうして登山一日目の夜は更けていくのでした。
明日はいよいよ宮之浦岳です。
続く