息子が 海苔採りから すぐに帰ってきた。
「大風だ!」という。
そんことは無いだろうといい 私が 船を出す。
支柱柵の沖に出ると なるほど
息子に「駄目だな。帰ろう。」
ということで 帰ってきました。
そののち 私は 観光写真コンクールの 表彰式に参加です。
帰ってくると 息子は 凪の海に出ていました。
・・・・邪魔になるわけでなし 応援に行こう
息子が 仕事している 場所に着くと 南の風だ。
「これだけやってしまうから」
風は強く ならないで よかったね。
雨でしたね。
今日は 用水払い
要するに これから 用水が 入ってくるため その U字溝を みんなで 清掃する。
途中で 海苔師に会う。
「いつまで 摘採する?」
「?」
私は ほんとによくわからない。
息子は 引っ張ろうとするが 網が もつか
ファイナルカウントダウン
である。
はい きれいでしょう
卒園式などがありましたが いかんせん凪
ちょっと 海へ
やはり 海は いいね
そして このように きれいな 海を 紹介できますから
この漁場は 風が 少しでもあると 非常に 厳しい作業になります。
まして 天気が悪くて 寒いと なおいっそう 困難さが 増しますね。
最終コーナーを 回りました。
もう 網はありません。
ある網を 引っ張るだけ
その昔 葦簾と 呼び 海苔を製造するため 夏場は 干潟の葦が 広大に自生している
若い葦を みんなで 刈り取って スノコを作って 海苔を漉きました。
しかし いかんせん すぐに 古くなり 葦の皮が 海苔についたり 剥ぎにくくなり 毎年
多くを 作ってきました。
昭和30年代後半になると 九州の笹竹で作った 葦簾が主力になり 買い求めたようであります。
昭和40年代になると 化繊で編んだ プラスチックの簾が出来 使われなくなりました。
それをいただいた 写真です。
北東の風が 強い
息子に 叱られながら 海に出た。
悲しいかな 仕事は やりづらい
案の定 北風と上げ潮という双方が逆向きのため 海苔網が巻きついてしまう。
手伝いがほしいが 息子は 来ない。
刻々と 時間だけが 過ぎてゆく
あせっても仕方ない
ゆっくりと解き やり直し
ああ~あ 大変だ
かもめは 笑っているかのように 私の船外機の上にいる
寒いけど
「私がいるから あみなおしに 出るか?」
と息子に言う
「ああ」
あみなおしとは 古い網を 新しい網に 交換することですが 最後の網であります。
今年は これ以上 網は無く
しかも 漁期が終わりに近づいていますので これが 限度で ちょうどいいでしょう。
この 交換した網を 大事にしないと 終わってしまいます。