鯨 狂想曲

北東の風

いない！
ここ数日　留まっていた　場所に　鯨が　居ない。
あとで　知ったのだが　今日は　習志野沖に　移動したらしい。

ここにいた　人たちも　みんな　知らなかったんだな。
お弁当、焼きそばの屋台まで　出ている。道路は右側も左側も駐車。隣接の工場のトラックが　出れないと　拡声器で　騒ぐ。
普段は　数名の　釣り師と　ローリング族が　道路を　占拠するぐらい。

ここは　東京電力の　排水口で　若いころ　仲間と釣りに凝って　よくここに来たもんだ。
そのころは　排水口の入り口は　鉄条網ではあるが　申し訳程度で　簡単に　乗り越えることが出来た。もし転落したら　との危惧があったのか。
よく　排水口の上で　石鯛を釣ったものである。
いまや　きちんとした　塀を作り　絶対に　入れないように　してある。
今の　釣り師は　アルミ梯子　持参で　梯子の上から　キャストする。
びっくりしたのだが　あっという間に　石鯛を　２匹吊り上げた。

報道の　人たち。
無駄に　カメラが回る。
ハイヤーの　埼玉ナンバー。
釣り船に　レジャー船。
おまけに　いつもの　大型タンカー。とそれを曳航する　タグボート。
これだけいると　さすがの　鯨くんも　おそれをなしたのか。

暖かい　東電の温排水で　海苔のためには　あまり良くないのだが　この排水口は　石鯛とかメジナとかスズキとか　一説によると　イセエビまで　居るそうだ。
鯨君も　よく　ここを　見つけたものだ　と思った。

ただ　シーバースが隣接していて　まっすぐ　沖合いまで　パイプラインが走る　危険なところ
鯨君　帰ってくるときは　くれぐれも　気をつけて。

ここに　留まっていてくれたら　いろいろと　夢を　ふくらましていたんだが　残念！
ただ　無事で　いてくれただけでも　幸いかな。