13日(金)はフランスのルーブル、アメリカのメトロポリタンと並んで世界三大美術館の一つエルミタージュ美術館へ。
皇帝の住まいで冬の宮殿と呼ばれていました。
宮殿広場にはナポレオン戦争勝利を記念したアレクサンドルの円柱が建っています。
チケットは日本からネットで購入していましたので本館右のゲートから並ばずスムーズに入場です。
美術館のコレクションはピョートル大帝の娘女帝エリザヴェータにより始められましたが真の創設者は女帝エカテリーナ2世です。
ロマノフ朝時代の財宝やソ連時代に国有化されたコレクション310万点余りが収蔵展示されています。
最初に華やかな大使の階段を登って見学開始です。
皇帝に謁見に来た大使たちが上がった大理石の階段です。
将軍の間です。
ピョートル大帝の間です。
紋章の間です。
1812の祖国戦争の画廊にはナポレオン戦争勝利を記念し軍人332名の肖像画が飾られています。
王座の間は宮殿の公式の広間で重要な国の行事が行われました。
王座には双頭の鷲が刺繍されています。
パヴィリオンの間には18世紀に英国で作られた孔雀のからくり時計が・・・月に1~2度動かされるそうです。
床にはローマで発掘されたモザイクのコピーがはめ込まれています。
2階の高さに作られた空中庭園です。
ラファエロの回廊はバチカン宮殿のラファエロの回廊をほぼコピーしたものです。
イタリアルネッサンス美術のレオナルドダヴィンチの部屋には有名な2つの絵画が展示してあります。
ベヌアの聖母。
リッタの聖母。
天窓のある展示室です。
レンブラントのダナエ。
ヨーロッパ美術だけでなくエジプトやアジア、インドなど世界の古代遺物、美術品も数多く展示されています。
とても一日で見ることはできません。
美術館のカフェで軽く昼食、日本人ツアーの人達も一緒でした。
次は宮殿広場を挟んだ旧参謀本部内に新しく出来た別館へ。
チケットは共通で左側1階から入ります。
ここには主に19~20世紀初めの西洋美術が展示されています。
モネ
ドガ
ルノアールの扇をもつ娘。
ルノアールの女優ジャンヌ・サマリーのポートレート。
セザンヌのタバコを吸う男。
ゴーギャンの果物を持つ女。
マチスのダンス。
別館もこれから拡充されていくようです。
残り時間も少なくなってきました。
最後にネフスキー大通を歩いて血の上の教会(スパース・ナ・クラヴィー大聖堂)へ。
1881年に皇帝アレクサンドル2世が暗殺されたその場所に建てられているのです。
準ロシア風建築の美しい教会です。
通りにはカザン聖堂も見えています。
ホテルで荷物を受け取りツアーバスが待つイサク大聖堂前へ。
ニコライ1世の馬上像。
後方はマリンスキー宮殿です。
ターミナルではディパーチャーカードとパスポートで問題なく出国し乗船します。
これで無事にサンクトペテルブルグ観光は終わりですと書きたい所ですが今後の参考にしてもらうため怖い経験についても書いておきます。
エカテリーナ宮殿ツアーが終わってホテルに帰る途中19時過ぎ写真の場所で3人の暴漢に襲われたのです。
突然二人が私に襲い掛かり相方は後ろから羽交い絞めにされ・・・一瞬何が起きたか分かりませんでした。
大声を出すと逃げて行きました。
車も多く走っており反対側は人通りも多かったのですが工事現場で死角になっていました。
リュックはチャックが開けられていましたが被害はありませんでしたが怖い経験でした。
そして翌日ネフスキー大通で横断歩道の信号待ちをしている時なんとなく男性が多く私の周囲に集まってくる感じ・・・どうやら背負っていたリュックを開けようとしていたようです。
世界の観光地ですからスリは多いと聞いていましたが要注意ですね!!
明日の朝はヘルシンキ到着です。
旅の模様は右カテゴリー「2017フィンランドとサンクトペテルブルクの旅」でご覧ください。
「タマちゃんの海外旅行記」もご覧ください。