先日南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領が亡くなられてその業績が盛んに報じられています。
国民の1割しかいない白人が黒人へ長年続けていたアパルトヘイト(人種隔離政策)に抵抗し捕えられ27年間も投獄されていました。
1993にアパルトヘイトが廃止されその後全国民参加の選挙で大統領に選出されます。
「憎しみの繰り返しはまた憎しみを生むだけだ」という強い信念のもとに白人との融和政策をとりすべての国民が参加する政治を進めてきました。
あれだけひどい仕打ちをされながら・・・ここがマンデラさんのすごい所だったんですね。他の国でも学ぶべきです。
平成18年に南アフリカを旅した時にマンデラさん達が収容されていたケープタウンの沖合にあるロベン島の刑務所にも行ってきました。
ロベン島へ向かう船から見るケープタウンの町とテーブル・マウンテンです。
今刑務所は博物館として公開されています。
マンデラさん達は毎日石を割るだけの無意味で単純な生活を強いられていました。
マンデラさんが収容されていた所です。
そんな中でマンデラさんは白人が話す言葉を勉強し看守たちと対話し抑圧する側の理解を深めていきました。これが大統領になって融和政策となって生かされていきます。
テーブル・マウンテンへ回転式のロープウェイで登るとロベン島やケープタウンの町がよく見えます。
ツアーに参加して喜望峰があるケープ半島へ。
バスコダ・ガマも見た喜望峰です。
喜望峰側から見たケープポイント、実はここがアフリカ大陸の最南端です。
ケープタウンの前にビクトリアの滝とアフリカンサファリに行ってきました。
北米のナイアガラの滝、南米のイグアスの滝と並んで世界三大瀑布の一つで、ザンベジ川の中流ジンバブエとザンビアの国境にあります。
3月は雨量も多くすごい迫力で流れ落ちており、すっかり濡れてしまいました。
ヘリコプターからも見てきましたが素晴らしい光景でした。
ザンベジ川のカバたち。
その後ポツアナのチョベ国立公園でサファリツアーに参加。アフリカゾウなど多くの動物を身近に見て子供に戻ったように興奮しました。
南アフリカでは自由になった黒人の一部は富裕層になっていきましたがほとんどの人が貧困にあえいでいるそうで今後この人たちの生活向上が大きな課題だとテレビは伝えていました。
もう一度行って見たい国です。
タマちゃんの海外旅行記もご覧ください。