17日(金)から19日(日)まで3日間アルカス佐世保で「アルカス映画祭」が開催され、世界各国の7作品が上映されます。
旅したばかりのアイルランドの首都ダブリンを舞台にした映画など地味ですが興味のある作品が見ることができます。
今回初めて3作品鑑賞券2,000円を購入し初日の昨日はアメリカ映画で本年度のアカデミー賞最有力候補と言われる「大統領の執事の涙」を見てきました。
アメリカ南部の綿農園で働く奴隷の子として生まれた黒人の青年がレストランの給仕になりやがてはホワイトハウスの執事となって7代の大統領に仕えた実在の人物を描いたドラマです。
アイゼンハワーからレーガン大統領まで国のためと黙々と白人に仕える主人公、親に反抗し黒人解放運動に走る息子・・・キューバ危機やケネディ暗殺、ベトナム戦争などを背景に描かれてとても見ごたえがありました。
特に7人の大統領はそれぞれ個性的で見ていてとても面白かったです。
18日(土)は久しぶりの映画二本立てです。
最初はサウジアラビアで初めて女性監督が作った「少女は自転車に乗って」です。
女性に対する厳しい宗教戒律の中で自転車に乗りたいと言う夢を追い続ける少女の物語で文化の違いを認識させられた作品でした。
今回ノーベル平和賞を貰ったパキスタンの少女の事を思い起こさせました。
次に見たのは今回旅行に行ったアイルランドを舞台にした「ダブリンの時計職人」です。
ロンドンで失業しダブリンへ帰りホームレスとして車で暮らす主人公が心に闇を抱える青年と知り合い心温まる交流を続けて行く物語です。
父から突き放され反発しながら覚せい剤におぼれて行く青年は父の時計を大切に持ち続けています。
また主人公が修理する好きになった女性が持っていた時計・・・時計は代々大切に引き継がれていったのですね。
じっくり見せる作品でした。
タマちゃんの海外旅行記もご覧ください。