2003年5月17日はベルギーのアントワープ経由でブリュッセルへ移動します。
B&Bのカルロスさんとお別れしてアムステルダム中央駅へ。
駅で列車を待っていると隣にいる老夫婦が私のバッグを指さしてニコニコしています。
どうやらバッグに貼っている「イリノイ・ファイティング」のマークを見ているようです。
昨年アメリカで子供たちとイリノイ大学のアメリカンフットボールを観戦したと説明するとミシガン州から来たと言う老夫婦は笑ってうなづいていました。
途中の駅で日本人の老夫婦が駅員に連れられて小走りに乗ってこられる。
隣に座られたのでアントワープまでご一緒する。
京都の方でアントワープ近郊の工場で働く娘さん夫婦を訪ね旅行を楽しんでおられるとの事。
「子供の人生に色々口を出すよりも子供の人生を一緒に楽しまないと損だ。そうしないとこれまで苦労して育てた甲斐がない」と言われていたのが印象的でした。
アントワープ中央駅は「ヨーロッパの最も美しい駅」にも選ばれた大理石で造られた重厚な建物です。
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ここから歩行者天国のメール通りを歩いて旧市街へ。
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旧市街のフルン広場です。
すぐ隣に日本の人気アニメ「フランダースの犬」の舞台となった聖母大聖堂(ノートルダム大寺院)それを背にルーベンスの像が建っています。
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聖母大聖堂の中へ。
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前方にはルーベンスの描いた祭壇画があります。
主人公のネロが死ぬ前にどうしても見たかったルーベンスの絵、この絵を見ながらネロと愛犬パトラッシュは天国へ旅立つのです。
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子供たちが涙してテレビを見ていたのを思い出し感無量でした。
この物語は日本からの問い合わせが相次いでこちらでも知られるようになったそうです。
隣にはネロとパトラッシュのモニュメントが造られていました。
旧市街の中心地マルクト広場には多くの人が集まっています。
万国旗がはためくこの歴史的な建物はアントワープの市庁舎です。
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歩いて駅へ戻ります。
アントワープはダイヤモンドで有名で駅周辺には多くの専門店があります。
再び列車でベルギーの首都ブリュッセルへ。
ブリュッセルの駅は地下にありエスカレータで上へ登るときいきなり後ろの男性が上にかぶさるように接触してきました。
その後ろの方から今のはスリだと注意を受けました。
幸い後ろのポケットには何も入れていなくて良かったですが確かに何か不自然でした。
駅から石畳を歩いて約10分の所に広場「グラン・プラス」があります。
市の中心となる広場で17世紀に建造されたギルドハウスなど華麗な建物が取り囲み「世界で最も美しい広場の一つ」と言われ観光の目玉となっています。
もちろん世界遺産にも指定されている素晴らしい広場です。
王の家で中は博物館になっています。
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いつも花市やイベントが行われており多くの観光客でで賑わっています。
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まるで中世の時代に戻ったようです。
ゴシック建築の最高傑作と言われる市庁舎です。
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ギルドハウス(中世ヨーロッパ繁栄した商・工業者の組合)です。
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今日のホテルはこのブラバン公の館の中にあります。
ヨーロッパ最古のショッピング・アーケードのガルリ・サンテュベールを見学します。
ガラスのドーム天井からは明かりが差し込みこれが1847年に造られたとはとても信じられません。
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ブリュッセルのマスコット小便小僧を見学します。
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17世紀の初めに作られたもので、あちこちで見る像のオリジナルだそうで多くの観光客が写真を撮っています。
フランスのルイ15世の兵士が像を盗んだことで、王が謝罪として豪華な服を送りました。それ以降各国から衣装が送られており王の家の博物館に展示されています。
夕食はベルギーの名物の海鮮料理にしようと店頭にあるメニューの写真を見て小さな店に入ります。
注文すると隣のレストランへ案内される。早口でしゃべるウエイターにこちらは同じものを注文したつもりでしたが出てきた料理はやや豪華。
何と請求書を見ると100ユーロと高い。そんなの注文していないのにと言ってもそこまで交渉する語学力もなくシブシブ支払う事に。
どうしてメニューが変わったのか?
でも我々にとっては豪華な夕食をしたことだしと諦めました。
夜はグラン・プラスの建物がライトアップされます。
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10時過ぎ多くの観光客と一緒にライトアップと光のショーを楽しみました。
旅の模様は右カテゴリー「2020ブログで蘇るオランダ、ベルギー、ドイツ、チェコの旅」でご覧ください。
「タマちゃんの海外旅行記」もご覧ください。