今日11月1日(木)は最終日、鶴ヶ城と猪苗代の野口英世記念館を見て東京へ帰ります。
最初に鶴ヶ城へ。
幕末の動乱期の戊辰戦争で会津藩は政府軍と戦い約1ヶ月の籠城の後落城、あの白虎隊などの悲しい歴史の舞台となりました。
砲弾で痛んだ天守閣は戦後明治政府により取り壊され昭和40年に復元されました。
天守閣からは会津市内が見渡せます。白虎隊が自決した飯盛山も・・・。手前左側の小さな山です。
ここに来て初めて知りましたが2013年ののNHK大河ドラマ「八重の桜」の内容を少し知ることが出来ました。
主人公は新島八重。鶴ヶ城近くで会津藩砲術師範の子として生まれた女の子が戊辰戦争で戦死した弟の着物を着て刀とスペンサー銃を手に戦いへ参加籠城します。
明治になって同志社大学の創始者新島襄と結婚し後に日本赤十字社の活動など日本女性の社会進出に貢献した人なのです。
波瀾万丈の人生ですね。撮影は夏に終わったとか・・・来年の大河ドラマも面白そうです。ちなみに主演は綾瀬はるかさんです。
城内にある茶室「麟閣」は千利休の子少庵が豊臣秀吉から蒲生氏郷に匿われていた頃造った由緒ある茶室なのです。
次に猪苗代湖湖畔にある野口英世記念館へ。子供の頃から伝記物語でよく知っている野口英世あらためて感動しました。
記念館の敷地内には移築された生家が。建てられて200年近くたった今も当時の姿が保たれているそうです。
奥の部屋で生まれました。
一歳半の時に左手に大やけどをし、後に級友たちの友情で手術をすることが出来医者を志した清作少年。その囲炉裏も残っています。
柱には19才で上京する前に刻んだ決意が残されています。
英世夫妻の写真。
西アフリカで自分が研究中の病原菌に倒れるまで南米やアメリカなど各地で研究を重ね多くの人から感謝されました。
なんとお墓はニューヨークのマンハッタンにあるんですね。その墓には「博士は科学への貢献により人類のために生き人類のために死せり」と書いてあるそうです。
それにしてもお母さんが書いた英世への手紙はすごかった!
実はこの旅行を計画し記念館へ行く事も決めていた時東京の小3の孫が読書感想文に英世の事を書いてコンクールに選ばれたと聞いて見学に熱が入りました。
その後常磐自動車道を通り成田空港でレンタカーを返却し子供の家へ。
数日子供や孫達と過ごして帰る予定です。
今回の旅行は欲張って広い東北を約2,500Kmも走り回りましたが紅葉の素晴らしい時期の東北を満喫することが出来ました。
平日は比較的渋滞することもなく素晴らしい旅でした。地震や津波で被害を受けた三陸地方の写真は掲載しませんが少しづつでも昔の生活に戻られるように祈ってやみません。
旅の模様は右カテゴリー「国内旅行中継・2012東北紅葉を巡る旅」でご覧ください。
タマちゃんの海外旅行記もご覧ください。