ジョヴァンニ・ロレンツォ・ベルニーニはイタリアのバロック時代を代表する彫刻家であり建築家です。ヴァチカンのサンピエトロ広場などローマの多くの建築物などに彼の作品が残されでいます。私も正直あまり知りませんでしたが今回あらためて彼の作品を見てきました。
共和国広場の近くにあるサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会にはベルニーニが48歳の時の作品聖テレーザの法悦があります。矢を射抜かれた聖女の表情が大理石の彫刻で見事に表現されています。
真実の口から歩いてテヴェレ川を渡りやっとたどり着いたサン・フランチェスコ・ア・リーバ教会には実在した女性ルドヴィカの像があります。柔らかな衣のしわなどとても大理石とは思えない繊細な彫刻でした。
古代ローマ時代の競技場跡地に造られたナヴォーナ広場へ。広場の中央にある噴水はベルニーニの代表作品です。
四大河の噴水と題されナイル、ガンジス、ドナウ、ラプラタの四大河を表しているそうです。似顔絵書きが多かったですね。ここでアマルフィでお会いしたご夫婦に再会しました。
中央に初代皇帝アウグストゥスがエジプトから持ち帰ったオベリスクが建っているポポロ広場へ。
ポポロ門の右側にあるサンタ・マリア・デル・ポポロ教会にはラファエロが設計を担当し彼の死後ベルニーニが引き継いだキージ家礼拝堂があります。残念ですが工事中か一部幕が張ってありました。
テルミニ駅近くのサンタ・マリア・マッジョーレ教会は聖母マリアの真夏に雪が降った場所に教会をというお告げで、実際に降った場所に建てられたそうです。この中にベルニーニは静かに眠っていました。
その他にもサンタンジェロ橋などローマを造った建築家と言われるとおりすごい仕事をしたのだなあと勉強させられました。
前回のツアーではローマは本当に駆け足でほとんど見ていませんでしたのでゆっくり見てみたいと今回の旅に入れたローマでしたが、知れば知るほど奥が深く、日にちが足りないと思いました。
ウィーンからスタートした今回の旅も終わろうとしています。スロベニアとクロアチアの自然の美しさそしてドブロブニクやローマ、ナポリなどイタリアの歴史の深さを大いに感じる旅でした。今回は何の事故もなく終わりそうです。
今後旅行記の作成に頑張ります。
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