朧かな孫に娘の面を抱き
（おぼろかなまごにむすめのおもをだき）
拉致被害者、横田めぐみさんのご両親,
こんなご心境ではないでしょうか。
芽柳やそぞろに巡るなまこ壁
（めやなぎやそぞろにめぐるなまこかべ）
ツイッター季題で詠んだものですが、
写真は芽柳ならぬ、クロメヤナギです。
倉敷の美観地区を思い出して詠みました。
３月11日～20日のつぶやき句を、自選34句にまとめました。
もう三年まだ三年の春怒涛 春涛や数多御魂の声と聞き
諦めと怒りと希望春怒涛 若人の夢春涛へ発たむかな
ユーミンもドリカムもあり卒業歌 昔日の第二ボタンや卒業歌
職歴の三十と八年や卒業す 穴出づる地虫や恋の夜光虫
絆されて恋の地虫の出でにけり 子の絶えし校地に地虫出づるかな
地虫出づまた廃校のニュースかな 人絶えし被災の大地地虫出づ
春思かな悲しい恋が好きと言ひ すぐばれる嘘つくあなた春の愁
春愁やあなたの癖でばれる嘘 行く方の知れぬ旅客機春の愁
春禽の調べを聞けばビバルディ ピツコロの奏でにも似て春の鳥
春禽や老いて謳はむ青春歌 来し方や節々接ぎ木せし如く
接ぎ木せど親を越え得ぬあれやこれ 節くれや接ぎ木重ねし老いなれば
蘆角や漕ぎ人絶えしもやい舟 ほろほろと遠き春の日古手紙
御巣鷹の山の慰霊や鶴帰る 鶴帰る会えぬあなたの薄情
鶴帰る恨みませうか薄情 朧かな孫に娘の面を抱き
城崎の外湯巡りや柳の芽 芽柳や余生のかくてあらばやと
芽柳をくぐる船頭竿さばき 春嶺や伝説詠みし芭蕉句碑
春嶺に抱かる母校の校歌かな 春嶺を越えて故郷ナビの声
朧かな孫に娘の面を抱き 鎌ちゃんさん
ほんと、横田さん良かったですね。
娘にそっくりと言っていましたね、涙が出ました。
早く何とかならないものですかね・・・・。
芽柳やそぞろに巡るなまこ壁 鎌ちゃんさん
クロメヤナギ・・初めて見ました。
世にも不思議なことが起こる花芽ですね。
私は野焼きで焼けたかと思いました。(*^。^*)
３月11日～20日のつぶやき句
もう三年まだ三年の春怒涛
怒りが頂点のようですね。
一日も早い復興をしてもらいたいですね。
＞朧かな孫に娘の面を抱き
BBCニュースでも報じていました。
拉致された当時のめぐみさんにそっくりなお孫さんと面会をされ、
横田ご夫妻の複雑な心境、察するにあまりまります。
めぐみさんは果たして生存しているのか。。
いつの日か故国に戻れるのか。
＞芽柳やそぞろに巡るなまこ壁
倉敷、私も行ったことあります。なまこ壁がいいです。
なまこも好きです。関係なかったですね。すみません。
クロメヤナギ、初めて見ました。
うちのネコヤナギはもうみんな散りましたよ～
特に好きなお句は。
＞蘆角や漕ぎ人絶えしもやい舟
＞御巣鷹の山の慰霊や鶴帰る
＞ピツコロの奏でにも似て春の鳥
＞芽柳やそぞろに巡るなまこ壁
横田夫妻の気持ちは思うだけでもジンときますよね。
私らが見てもめぐみさんの面影を感じるのですから・・。めぐみさんの元気な姿も観れればいいのですが・・。
好きな句を選ばせていただきました。
＊子の絶えし校地に地虫出づるかな
＊春禽や老いて謳はむ青春歌
「芽柳やそぞろに巡るなまこ壁」
横田さんがお孫さん一家と会われたことは、人事ながら嬉しいことですね。
何十年と娘の姿を求めていて、娘さんとは会えなかった悲しみはあっても、せめてもの救いだったのではないでしょうか。
むごい人生を歩まれていての一筋の光に、こちらも嬉しかったですよ。
春はどこへも来て欲しいものです。
何か変化が出てきたような、出てないような。
ヤキモキはまだまだ続きそうですね。
＜ 芽柳やそぞろに巡るなまこ壁
めぐみさんは！ご両親とも、お子さんとも離され・・・（涙
黒目柳の芽！開くととっても、可愛ゆいですね♪
＜ 春涛や数多御魂の声と聞き
＜ 昔日の第二ボタンや卒業歌
＜ 芽柳をくぐる船頭竿さばき
を頂戴します♪
横田ご夫妻に心添わせる温かな句ですね。
ニュースを見ながら、横田さんご夫妻の複雑な心情へと思いを
いたしていました。
でも、お孫さんとお会いになれたことは良かったですね。
拉致問題、解決することを祈っています。
横田さんご夫婦の念願の一端が叶った訳ですが、ますます、会いたいと言うことが募ったことでしょうね。
お孫さん、ひ孫さんの顔にめぐみさんを重ねて、愛しかったでしょうね。
ご夫婦の気持ちを思うと、切なく辛いでしょう。
一日も早いご帰還を願いたいです。
黒芽柳は、初めて見ました。
なまこ壁、風情があっていいですね。
人絶えし被災の大地地虫出づ
一句頂きました。小さな命の愛しさ、身に沁みますね。
お父様によく似てますね。
めぐみさんも、生きていらっしゃるといいのですが・・・
かわいらしいお孫さんに子どもができて、その子が明るくていい子でしたという横田さんの愛情は、心からのうれしさの言葉ですね。
とんでもない人生を歩まれた横田さんたち拉致被害者のご家族！自分だったらと思うと、これだけ気丈に頑張ってこれただろうかとふと思います。