「春に三日の晴れは無し」なんて諺があったか無かったかとんとはっきりしなくなってきたものの、三日の雨続きで一日の晴れ、そしてまた一日の雨であったから作業が進まなかった。それでもようやくこの日になって取水升周りの砂礫止めを設える事が出来たのだ。これで取水升フイルターを取り外し升内の砂泥を浚い、尚且つエンジンポンプで送水管内の砂泥を強制排砂出来る目途が立ったのである。しかし、古来から言われている様に「油断は禁物、股間に一物」なのであって、まだまだ気は抜けないのであった。まあ、毛髪も抜けはしないが、これは若毛の至りであって物がない・・・現実。別物はとうの昔に赤玉排出でものにならない…現実。まあ、幻日であって欲しいと思うもののそうではない事くらいの認識力はあるのだった。侘しい・・・。
さて、お馬鹿を言うのは永田町が得意なので対抗はせず我が道を行こう。そこでこの日の作業なのだが一番下段の丸太を太いのに変更して透水壁に添うように据えたくて丸太の用意をしたものの、仕込むための砂礫掘りがまた増えるからとあっさり朝令暮改、いいえ朝礼朝改にして据えた丸太の位置だけ動かして水を濁した。それからジグソーパズルなら最後の1ピースの砂礫止めの丸太を杭棒を支えに二段並べて囲いは完了したのである。これで底の砂礫を綺麗にすれば笠型フイルターをも外せるし、升内の砂泥も浚う事が出来る段階まで到達したけれどまだ上部の河床安定化作業が済んでいない。
それが終了し流れが落ち着いてからようやく取水升本体に手を出せるのである。勇んで取水升内や送水管内に砂泥ならまだしも砂礫を混入させる事態は避けたい。とりあえず送水は維持されているからこそ詰めは安全第一で行おう。とにもかくにも、ようやくこの段階にまで達したのだ。