トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

夏原に入れば

2009-08-30 | 小父のお隣さん

『青葦になれぬ小葦はいじけたり』

『夏ヨモギ香り無き丈刈り刃入る』

『名月に間に合うつもり青ススキ』

『青ハギも時を得たりとつぼみ出し』

『夏アザミ寄れば我刺す針の葉よ』

 八月の後半が草丈の伸びの著しい頃だ。夏を惜しんで伸び急ぐでもあるまいに。伸びすぎた草丈は刈るのに苦労する。

 植生が安定しない植樹予定地に実生の桑の木が目に付いたので、とりあえず廻りを綺麗に刈り込んでおいた。落葉樹の若木は残しておきたい。何時までも草原でも困るから。

 その中に3尺ほどのタラの若木が何本もあった。近くに繁殖用母樹として大事にしている親樹があるからだろう。

 この親樹は今年の春に大きなダメージを受けたが、今は花穂をつけている。来シーズンには「採集禁止」の立て札を立てねばなるまい。見つけられて一度採集された木は次の年も必ず被害を受け、最終的には枯死するのが相場だ。

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