小雨模様で三日の休み、と言うか中断してのこの日、気温も20℃に達する予報だし翌日からまた二日間は降雨の予報で作業は出来ないと判断したから早めに出かけて正午まで作業を行っていたのだった。その甲斐あって取水升上流側の透水壁を掘り出せたし右岸側には砂礫止の石積みまで行えたのである。まあ、まっこと祝着至極極まれりであるけれど個人の身体事情としては執着地獄に他ならないのであった。この日の作業結果を見れば昼食は「お寿司で決まり!」と思ったものの、前回と同様にスーパーにもコンビニにも立ち寄る元気も無くて自宅直行の果て、カップ麺と目玉焼きで済ましたのだ。口は寂しいままだけれど胸の中は達成感でいっぱいだし身体は「頑張ろう、突き上げる空に云々」とばかりお昼寝を所望・要望・貫徹希望しているのだった。そんな事でタイマーを横に昼寝に入ったのだが終わってみればタイマー無視の長寝になってしまった。やはりご老体には厳しかったのは明白で夜は薬湯に入った。
さて前回分、フイルター見えているが水位が下がっていたので水路より漏れ出している水量を僅かに増やしオーバーフローする量にした。更に上段の丸太材を直径分ほど上流側に移動させて砂礫止の杭打ち余裕を開ける。取水升部分の砂礫浚いを続けた結果、透水壁が現われた。実際の設えは二段で設置してあったが上流側まで掘り出す余裕はなく、この透水壁を土砂止めとして利用した。
現在、送水している水は右岸側を流している細流に頼っている。三日間の休みの間に水流が細っていたから上流部の水路からの水漏れを増やし、オーバーフローするまでにしておく。この事は掘り出し作業の邪魔になるのだが現状、崩れるのは左右だけになったから広げれば取水升の掘り出しに影響は少ない。結果として右岸側に玉石を運び積み上げてその上部、礫面に細流を誘導しておく。これで取水升の掘り出しで流れ出る砂礫量は大幅に減った。しかしお昼時となり、左岸側の砂礫止設えは次回に回す。帰宅前に水が澄むのを待ちながら取水升フイルター部の写真を撮りたかったのだが意外と澄むのが遅くて断念した。身体はくたびれ果てていても気分は良い待ち時間であったわい。