姥捨て山と言えども目のやり場に困る事もある。一般的ならお熱いシーンとかが相場だろうが姥捨て山は人間不在の場所だからグーンと温度が低下して「暖かい」シーン程度であって、それも孤爺だけであればシーンとした侘しい佇まいの中なのであった。肩の痛みは首筋にも影響を及ぼしているから見上げたり見下げたりはそれはそれで大儀なのである。孤爺であるがゆえについつい独り言を漏らしてしまうのだが近くに人が居なければ「耄碌」と認識される気遣い無用だが独り言は上の方から漏れるけれど下の方からの漏れは今のところは大丈夫かも知れないし秘密の一つや二つは日本男児たる者、大和男なればあっても構わないだろう。年齢相応で何が悪いものか!。
さて、一週間前にはショウジョウバカマ開花はしていないと聞いていたのだが水量測定のついでに立ち寄ってみれば座布団一枚分程度だけれど群がって開花していた。これに乗じてスミレの株があるあたりを探したらこちらも開花が始っている。ここに一株、あっちで一輪程度だから満開にはまだ遠い。マメザクラも開花が始ったが山桜はようやく若葉がほころびる感じだからもう少し先になりそうである。そんな事でまあ、上へ下へと大騒動は皆無だが結構大変なのであった。花粉症より辛い。で、鍼打てば頸は回るが物価高…。ホーホケキョ!。