トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

リフォーム詐欺⁉は今年は二件目

2024-02-27 | 小人閑居して憮然

 一月と二月のつい先日二度目の騙りリフォーム訪問があった。初回は青いつなぎの作業服姿の20台と思える男子が夕刻に「近所で住宅リフォームしている者ですがお宅の屋根に不具合があるのでお知らせに来ました。」とのたもうた。「どうして分かったのか⁉」と聞くと「屋根の工事で見えましたから」と言うではないか。少なくとも自宅周辺でリフォーム工事をしている住宅は皆無だ。「今なら人員も機材もあるからお安くします」と愛想顔で引き下がらない。小生は「まずは現場まで案内してくれ…」と言いつつスマホを取りに二階に上がったのだが玄関に出た時には姿が無かった。

 スマホのレンズを前向きにしつつ近所を周ってみたものの当人は発見できなかったのだが作業服姿の若者二名を発見する。一応、不審者として数メートル離れて付いてみたのだが二人とも道の端に寄り、家の壁側を向きつつ話をしながら首筋に片手を持っていきモミモミを始めた。「腕で顔を隠している動作歴然」だったので小生もその位置を動かず周囲を空見していた。らちが明かないと観たのか二人とも首筋モミモミを止めずに歩きだした。小生も50mほどは同行させてもらって番地外に出たところで付きまとい終了。意地悪爺さん丸出しだがこういう手合いには腹が立つ。まあ、永田町の公僕がが見本でモデル、教科書役なので取り締まる側も忖度せねばならないだろう。

 二月に入っての二回目は上下の作業服でピンポーンの後、やはり「近所でリフォーム工事をしている者ですが、お宅の破風が壊れているのでお知らせに来ました」ときた。この日はガス点検日でガス会社の職員が来る予定だったので不審に思わずドアを開けたのだった。「どのお宅でリフォーム工事をしているのか⁉」と問うと「〇丁目〇番地☆」と明確に言ってきた。スマホの地図アプリさえ持ち出し「ここです」とのたもうたのだ。そこで「施主の名前は?」と問うと「僕は営業なので判りません」ときた。

 「工事現場が至近で施主の名前も判らないのか⁉」と詰問すると「すみません社内連絡ミスでして・・・」と頭を下げる。そこで名刺を出させたらすんなり出したのだが会社の電話番号が「0120」から始まっているし住所は市内繁華街のビル3Fとあったから「どうして事務所だけなのか⁉」と追い打ちを掛けたら「新規参入な者で作業場はこれからです」と言うのだった。これが練り込んだ台本ならよく訓練されていると感じない訳にはいかなかったが意地悪爺さんも程々にせねば閻魔様のお叱りを受ける事になるだろうから「工事が必要なら地元の知り合いに頼みます」と引き取ってもらったのだがPCでくだんの住所を探しても「〇丁目〇番地☆」の☆の地番が無い。当人は「70」と名刺に書いてよこしたのだが「68と72」は表示されていたが70は欠けている。

 記憶を思い返してみれば古くは浮浪者風の「海産物の訪問販売」、これは世を騒がせた某新興団体の販売員だったし「消火器の交換に来ました」と言うのは取り換えた古い消火器に「入れ替え済」のステッカーを張っただけの飛び込みなのだった。今回、小生は二回も屋根修理の訪問にあったと言う事は自宅周囲を眺めて目をつけられたとしか思えない。それはそれとして今後の訪問者には撮影録画が町内防犯のために必須だなあと感じた次第である。小生の幼少のみぎり「嘘つきは泥棒の始まり」と諭されたものだったが現在では金バッジ、いいえ菌バッチイを身にまとった有雑無雑が大手を振って先生たらんと闊歩しているのだから下々は習うはずだし倣いもするだろうなあ。


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