トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

謎の水中卵

2023-06-25 | 感じるままの回り道
 オオカナダモの抜去で池に入ったのだが水底に白いものが見え、すぐに卵だと判ったのだが鶏卵大であるけれどやや大きいか。鶏卵を投げ込む物好きな輩がいるとは思えず「カルガモの卵」と思って観ていた。このような事は数年前にもあって今回が2回目。営巣し卵を9個産んだ事が1回だけあり、この時は発見から数日して獣によって食害されている。
 落ちている卵には警戒心が発動する。少年期、集落に一軒だけあった料理屋と言うべきか庭を設えた店があったのだが、其処の池に田んぼから度々遊びに入ったのだった。ある時、卵を見つけて割ってみようとしたその時に破裂して臭い臭い液体を浴びた事がありそれ以来古い卵は警戒する。



 そんな折々「隅田川に営巣用の筏小屋」を用意して繁殖させたと言う記事を読み、早速、産小屋を池の中央に設えたものの利用はされず既に朽ちてしまい撤去となった。カルガモのカップルは飛来するし孤鳥ならぬ一羽だけの飛来も毎年あるけれど産卵環境としては街中の小さな公園池にも劣るのだろう。

 先日、同じような活動を続けている直ぐ上の兄が「葦を植え込んだ小島を設えたら巣作りし雛をかえした」との報告をしてくれたのだ。現在の池には産小屋は消失したが土台となった土盛りは水面下に残っている。この周囲に杭を打ち囲んで土を入れ葦を茂らせば営巣してくれるかもしれない。
 でもまあ、今期はすでに無理であり小生の婚期はとうの昔に消え、根気も弱りつつある現在ではあるものの手慰みがひとつ増えそうである。


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