トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

シュレーゲルアオガエルは恋の季節!

2024-05-11 | 小父のお隣さん

 喧しいほどのコーラスを聞かせてくれるシュレーゲルアオガエルなのだが高く澄んだ音色の是非はともかく、小生的にはカジカガエルの音声の方が癒される。午後、自宅でPCの前にいると開け放った窓からカジカガエルの鳴き声が聞こえてきて一服の清涼剤でもある。さて、今回のシュレーゲルアオガエルはトンボ池でスゲを抜去する時に遭遇した。

 シュレーゲルアオガエルの鳴き声は溢れているものの聞いていても姿を見る事は至難と言える。小生のように自転車操業・水商売の立場だからこそ出会えるのだと言えよう。池に刺したトンボ用だった朽ちた竹筒の中から顔をのぞかせていたり孤爺に恐れ入って慌てて遁走したりと様々な出会いがあるけれどたまには交接体も見る。今回も水面に浮かんでいたのを活写したのだが、さぞかし熱くなった身体を冷やすには丁度良い水風呂だったろうて…。この後、巣穴に入りピンポン玉大の卵塊を作り出すのだ。この個室でチョメチョメ中は畔の改修中に1回だけ遭遇した事があった。

 今期も産卵期に水際の改修やら補修やら続いているけれど鳴き声の数の割には卵塊を確認できたのはまだ一桁である。鳴き声は溢れていてもリアルな生態は目につき難い。ところで孤爺のリアルはシュレーゲルアオガエルとは大きく異なる。「来い来い」と言うてみたところで既に庭池には鯉は居ず姥捨て山では「ちょっとこい、ちょっとこい」とけたたましい呼び声がするけれど意に染む相手でも無く、まあ、確実なのは来迎仏と小指に赤い糸で結ばれている事くらいのリアルかぁ…ああ、リアルすぎる浮世の我が人生である事よ。

     


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