トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

油断も隙もありゃあしない・・・

2024-05-20 | 小人閑居して憮然

 小雨模様が続いたり肩の疼痛に耐えきれず鍼治療に行かざるを得なくて三日ほどご無沙汰したのだがホトトギスの鳴き声を近くに聴きながら「良い季節になったなあ…」と思ったのも束の間・股の間で泥水池3に水が無い!。「油断も隙もありゃあしない」は世間様の常套句であるが「減水も穴も減りゃあしない!」がフイールド水域のお約束である。他の水域も送水管の吐出量も独断の変化は無かったので「漏水孔間違いなし」と泥浚いの予定を変更して漏水孔潰しをせざるを得なくなった。

 早速、池に入り漏水孔を探したのだが粘度の高い泥土は足の抜けが悪くて一歩一歩抜くのに気を使わざるを得なかった。動作や反応が悪ければ即、泥坊主になる。そうしてようやく発見した漏水孔は指二本分程度なのだが、もともと流入する水量が少ない水域では致命的でもあるのだった。まずは泥土を除き穴の位置を確かめる。寄せた泥土で堤を拵えて作業部への水を止めてから掘削である。

      これでも致命傷 ➡  掘り下げ体重を乗せて鎮圧する

 スコップで掘り下げた深さは50cmほどで、確実にするためには更に漏水孔を辿りつつ掘り進み潰すのが望ましいけれど際限がなくなるので何時もの手太楽で終える。掘り上げた土塊を掘り進めた穴に詰めつつ踏み潰して一件落着した。泥の堆積が進み水深が浅くなった結果、水溜りにはメダカやクチボソなどは見られず、生息していてもアオサギやコサギが採餌に来る現状では泥鰌とて数を増やすのは容易ではない。カワセミの採餌には許容100%でもアオサギの採餌には石を投げたくなるのは差別感の一種か・・・。孤爺ともなると偏屈さも頑固になり「生物草本皆兄弟」とは達観できない。