トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

闘い済んで火を呉れる

2021-03-26 | 水辺環境の保全
 水辺からの放流路と沢への流路の補修がようやく終わった。この日の放流路の設えは、言わば余分のおまけに近いのだったが材を無駄にせずに済むし細かい設えは流路の環境寿命を延ばすだろう。

 キクラゲの榾木用にと伐採したコナラの幹が余ったし細身ではあるものの杭も数があるから「念入り」に設えを施す事にしたのだった。中身は段差工の部分を増やし段差が大きくて洗堀が甚だしい箇所に丸太を据え、いわば丸太の河床風にした。これで段々の高さも減じられ洗堀も緩和され、何よりも水生生物の生息環境が向上もするはずなのだ。

 しかし、200本に近い杭の切り出し加工と打ち込み、段差工用に丸太の加工と据え付けが何日続いたのだろうか。肩も腕も痛みが残ったままである。先日にはもぐさを購入したので、ようやく午後の一時を使って腕と肩にお灸を据えることが出来た。腕や脚のお灸だけなら裾をまくり袖を捲るだけで据えられるけれど、肩となるともろ肌抜きでないと具合が悪い。袖を肩までめくり上げお灸を据えても布地に着火しかねない。煙も馬鹿にならないから台所の換気扇の下で上半身裸で据える。こんな条件では冬場にはやり難い。

 この日の午後、杭打ちは終了とした打ち上げご褒美の代わりに両肩と肘のツボにお灸を据えた。現実的な効果は別として気分的には「効いた」感があるから「闘い済んで火を呉れる」のも、あながち悪くは無いのだった。

             放流路上段部                 放流路下段部

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