トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

アカスジカメムシから妄想する…

2017-08-26 | 感じるままの回り道
 背丈を越えてしまったフェンネル、開花結実したのにキアゲハの幼虫は発生しなかった。地上30㎝程のところで切り取って放置、乾燥したのでゴミ袋に刻みながら詰めていたら枯葉の塊の中からダンゴムシの集合体とアカスジカメムシの集団が現れた。
 カメムシの類と直ぐに判ったから手を出さずにいたらダンゴムシと共に一斉に散開する。「待てよ、写真一枚」と思って空き缶に入れたが上ってくる。陶器なら大丈夫かとお猪口に入れたが、これも脱出する。「ままよ!」とオリーブオイルを内側の上部に塗りつけて阻止できた。

 初めて見た種なのでネットで詳細を見たら、それほど珍しくも無く、山で席巻しているヤブジラミなどが好みのようだ。そのうえフェンネルの花にも普通に訪れる虫らしい。フイールドではヤブジラミ、庭にはフェンネルがあるが見た事は一度も無い。
 後片付けしていて見つけたのはキアゲハの幼虫が数匹、これは野生化した庭のミツバと今年発芽したフェンネルの小苗を喰っていたのだ。虫にも生活年齢?の好みがある…。
 カメムシと言えば「臭い」の代名詞でもあるけれど、最近はやりの香菜が摘み取れる大きさになってきた。むしって口に入れれば全く持って「カメムシの味」である。慣れれば病みつきになるとか聞くけれど、今のところ、その兆候は無い。

 昆虫食でカメムシは刺激的とも記載があるが小生は食べる気は無い。小生の喰った昆虫は「蚕の蛹」と「イナゴ」、これは少年時代では日常化した食品だった。
 量はないもののカブト虫の幼虫、カミキリムシの幼虫、玉虫の幼虫、クロカワトビケラの幼虫、アシナガバチ・ジバチの幼虫から蛹、オオスズメバチの幼虫、父が焼いていたゲンゴロウ等で、今夏は殿様バッタやセミを試食してみようかと思っているのだが、まあ、これでは小生の食嗜好が「赤恥掻く飯」になってしまうなぁ。

 小生の子ども時代、蛹やイナゴを普通に食していただけの事で、決して「ゲテモノ食い」では無い。「昆虫食は世界を救う」「ミドリムシは人類を救う」なんてキャッチフレーズがあったように記憶しているが「ポン菓子で餓死を減らす」と言う小生の着想もまんざらではないだろう。
 これらをタッグミックスすれば飢餓地帯の状況を改善できるはず、と言うのが「宝くじ当たったら…」の眠れぬ夜の妄想だ。
 午前四時の机の温度計は30℃を示している。短夜では無くなりつつあるとは言え、妄想が無いと日の出まで長い。

この記事についてブログを書く
« 厄介なウキクサ | トップ | 大汗ボロボロ »
最新の画像もっと見る

感じるままの回り道」カテゴリの最新記事