待ちかねていたマルタンヤンマを二つ池で視認できた。産卵に飛来したメスなので翅の褐色が目立つし体色も同様に見えるので小生が飛翔時でも確認できる数少ない種でもある。産卵にヨシの茎に止まった所を撮影しようと立ちんぼしていたのだが「よし!」と期待できる機会が来るとシオカラトンボのアタックが入り、それが数度に及ぶと嫌気がさしたのか上の池方面に上昇して去った。期待を込め追っかけしてみたが姿は無く視認だけの初見となった。次の初見で期待するのはギンヤンマだけれど、昨季に稲作を許したばっかりに環境破壊されてしまった結果で産卵は無かっただろうし今期も記録できないかもしれない。
生物も植物も逞しい存在もあればデリケートな存在もある。それらを抱合しバランスの取れた環境創出は意外と難しい、というよりも手間を惜しんではならない作業なのが分かってきた。