トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のえっ!品「半殺しの飯バーグ」

2024-08-31 | 何よりの楽しみ

 30日未明、台風10号の影響で既に24時間降雨量は300mmになり更に24時間で300mmの予報が出ている。猛暑で蟄居半月、乗り越えたと安堵する間もなく雨続きで更に閉口蟄居である。こうなると楽しみは口に入れる物に集約されるが雨降りお憑きさん状態では買い物にも行く元気も出ずのらくらぐずぐず病が発症しかねない。これでは孤爺が半殺し・生殺し状態であって、これでビビビッと来たのが「半殺し飯バーグ」だったのだ。

 まあ、有るもので作るしかないのでとりあえず「和風」として準備する。ご飯は1カップ分を炊き、魚は「利尻産真ホッケ昆布醤油干し」を使い、キャベツもコリアンダーも無いので食用菊にザーサイを合わせとろけるチーズ、ご飯に塗るのは砂糖酢味噌である。まずは炊き上がりを半殺しにしてステンレスの皿に詰め砂糖酢味噌を塗ってから焼き固める。つまり焼きおにぎりの風味を選んだのだ。二枚焼きの一枚目にはザーサイと食用菊の和え物を広げ、もう一方は背骨を除いたホッケにチーズを掛けて焼く。当然、半殺しの皿飯には砂糖酢味噌は塗ってある。双方、出来上がって嬉し嬉しやの初合体で初賞味である。「思い出すなあ…筆おろし・・・」なんて事は全く無いのだが脚色も時には必要なのである。これは高齢化痴呆防止行動の一環であって世間では回想療法と言うのだとか・・・。

 まあ、それはともかくとしてかぶりついて「美味しい!」のではなく「旨い!」のであった。欲を言えば食用菊とザーサイの和え物を多くしたかった。更に言えば「半殺しが生半可」で砂糖酢味噌を塗り焼くと結合が緩くなる。そんな事で食べる前にラップで包み押し固めねばならなかったのである。更に更に言えばステンレスの型皿に詰めて焼いた結果、下側が焦げず風味は半減してしまったのだ。とは言えラップで押し固めてから食したのだが付け合わせにブロッコリーにケチャップ、椀は味噌汁でなくコーンスープと言う変な取り合わせとなった。

 次回の要点は「しっかり半殺しの程度を高め皿は使わずしっかり両面砂糖酢味噌塗りで焼く」で決まりだ。チューブ入りの生姜があれば生姜味噌で仕立てたのだが、こっちの方が断然「旨い」のは間違いないだろう。半殺しで作るキリタンポや韓国の国民的人気料理、トッポギだったか名前が出て来ないのは短期記憶の劣化だけでなく耄碌にもよるのであるが「半殺しの美味しさ」は癖になる。こういう性向を分析すれば孤爺は「Sタイプ」と言う事になるだろう。性別はMで性向はSとは統一性が無いけれど調理でも作ってみなけけりゃ分からんしまあ、人生ケセラセラなんであろう。とにもかくにも若き日のみぎりから頭頂部の毛はせらせらだったのだから統一性はとれていたのだと今になって気が付いたのだが毛が付いたことは無く怪我は結構してしまったフイールドである。クワバラクワバラ・・・。

 

 


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