トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ツマキチョウを期待した・・・

2019-03-13 | 小父のお隣さん
 泥水池4で作業をしている途中、たまたま視線を送った食草園にシロチョウが飛んでいる。反射的にカメラを抱えて下ったのだが期待したツマキチョウではなくモンシロチョウだった。飛翔の違いがあるから慣れればそれと分かると言われてもこの時期、白い蝶なら「ツマキチョウ」と頭に血が上る。

 そんなことで作業を終え農道を下る途中にもチョウを発見して、一車線だから停車も出来ず分岐で方向転換して戻った。駐車場のタンポポに止まっていてくれたので撮影出来たけれど、これもツマキチョウでは無かった。翅裏の細かい斑点がなかったからキタキチョウとは異なるとみたのだがモンキチョウなのかどうか翅を展開した写真が無いと図鑑対照も出来ない。

 それはともかくとしても蝶の類が複数種見られたと言う事は春である。早い時期から姿を見せるタテハの仲間をみる機会が無くて、数日前にキタテハをみたのが最初だったか・・・。

 先日見たタテハ           

水辺のセーフティーネット

2019-03-13 | 水辺環境の保全
 水辺を生活拠点にしているカエルなどにとって水際線が危険な場所であろうことは想像するに難くない。ニホンアカガエルの生息が分かってからは刈り払いもやや高めにするようにしているし、水際の植生は手入れはするものの生え茂ったままにするようになった。

 しかしこのエコトーンと言うか移行帯と言えば良いのかセーフティーネットが破壊されるのは日常茶飯事でその破壊者は威之志士様と環境教育NPO御一行様が双璧である。威之志士様にロープなどは全く功を奏しないものの御一行様には口頭より効果がある。
 かと言って、その裏付けにはロープや杭などの資材への支出が伴う。時に依り破壊の激しい所にはロープを張り巡らしたり浚渫土で補修したりしていたが、今回のトンボ池の規制は植物で行ってみた。

 トンボ池の一部水際はミソハギやカサスゲで水際線を守っているが、今期はニホンアカガエルの産卵が早く、それを知られてしまったから早くから立ち入られ踏み潰されてしまった。カサスゲは丈夫だけれどミソハギは軟弱だから萌芽するかどうか分からなくなった。両方とも春先は枯れたままだから踏圧被害を受けやすい。

 そこで草本は常緑のハラン、加えてシモツケ2株を近くから移植してみた。シモツケは現在踏圧被害が顕著なトンボ池のコーナー部に、ハランはロープを張ってある場所であるが水際の護岸も含め第二トンボ池の角っこに植えつけた。シモツケは萌芽前の裸木だから見難いけれど葉が展開してくれれば障壁にはなるだろう。これでも立ち入るようならロープを張る。
 NPO初期のスタッフは気遣いが見られたものの代替わりするようになってからは注意もその場だけしか効かなくなった。そんなことが続いて御一行様の姿も見たくは無いし勿論、挨拶だって遠慮したい「うっとおしいだけ」の今日この頃なのである。

   ➡    ハランを植え付け

                      ➡    シモツケ2株植え付け