泥水池3の漏水が止まない。流入水量の減少もあり池は干上がり寸前になった。
漏水の出口もゲンコツが入る大きさまで拡大したが、流入個所が全く特定できないまま対策が取れずに来た。暑さの季節に入り土木作業など気乗りがしないのだが重い腰を上げざるを得ない。
漏水の出口から地下水路を掘り進めて漏水個所を特定し潰してしまう作戦である。掘り始めてすぐに葦の地下茎がトンネル内から出てきた。昔から「葦は漏水をもたらす」と言われていて、ここも例外ではない。腐った地下茎に沿って漏水の水脈が伸びる。
更にサワガニやイモリが穴の拡大に寄与する。廃田葦原跡の水辺は、そんなことで根治術を即必用とする個所は3か所もある。手を下さなければ構造崩壊につながるので、作業を考えるだけで眩暈がしそうだ。
結果として今回の掘削量は地下50㎝まで、長さは屈曲しながら2mを掘ることになった。埋め戻しは「胴付」の出番で、真夏日の作業は「梅干し入り」の水ばかり飲む。
水分は生理的欲求なので熱中症は想定外でも、小生の危惧は「腰痛再発」の方にある。けれども今回はセーフだった。