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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

漏水根治作業 1

2014-06-21 | 水辺環境の保全

Photo  泥水池3の漏水が止まない。流入水量の減少もあり池は干上がり寸前になった。

 漏水の出口もゲンコツが入る大きさまで拡大したが、流入個所が全く特定できないまま対策が取れずに来た。暑さの季節に入り土木作業など気乗りがしないのだが重い腰を上げざるを得ない。

Photo_2  漏水の出口から地下水路を掘り進めて漏水個所を特定し潰してしまう作戦である。掘り始めてすぐに葦の地下茎がトンネル内から出てきた。昔から「葦は漏水をもたらす」と言われていて、ここも例外ではない。腐った地下茎に沿って漏水の水脈が伸びる。

 更にサワガニやイモリが穴の拡大に寄与する。廃田葦原跡の水辺は、そんなことで根治術を即必用とする個所は3か所もある。手を下さなければ構造崩壊につながるので、作業を考えるだけで眩暈がしそうだ。Photo_3

 結果として今回の掘削量は地下50㎝まで、長さは屈曲しながら2mを掘ることになった。埋め戻しは「胴付」の出番で、真夏日の作業は「梅干し入り」の水ばかり飲む。

 水分は生理的欲求なので熱中症は想定外でも、小生の危惧は「腰痛再発」の方にある。けれども今回はセーフだった。


黄金の玉も何せむに…

2014-06-21 | 小人閑居して憮然

Photo_3  品種ものではない拠点のビワが実った。小生は手入れはせず「食べるだけ」の人間だけれど、今年は袋をかけた。その甲斐あって初めて口に出来た。

 購入したビワは何個も口に出来ないが、今回は勧められるままに5個も食べてしまった。小ぶりだけれど美味しい。 当初からあった1本のビワの木は高くなりすぎて手が届かず、熟すと「ヒヨドリ」の餌になっていたから食べる事は出来なかった。その後、幹に虫が入り立ち枯れした。

 何年か前に実生苗を植え、ようやく実った数本のビワだが、鳥に食べられない様に袋をかけたものの、手の届くところは「ヒトドリ」にやられてしまった。樹下に散乱している袋が綺麗に半分に裂けているので「人盗り」と判る。

 野荒しは日常茶飯事で、生産物は言うに及ばず、生物に対しても保全と逆行する行為が平気な人たちは後を絶たない。