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トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

*住みつけぬ  温故痴新編

2011-04-19 | 大震災

     酒のめばいとど寝られぬ夜の雪  勧進帳

           酒飲めどいとど眠れぬ板の床

     春の夜や籠人ゆかし堂の隅    笈の小文

           春の夜や籠もりこけゆく建屋かな

     菊の香やならには古き仏達     芭蕉

           聞くは害さよなら愛し先祖の地


葦角刈り

2011-04-19 | 水辺環境の保全

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 葦が30cmほどに生長してきた。衰退させるために他の植物を刈らぬように手鎌でトンボ池の周辺を刈る。芽生えた頃に一度刈ったのだが、伸び足りない時だったから成長点が残って衰退に寄与するまでには至らなかった。

 水辺の葦もトンボの羽化には大切な支柱だが、漏水の大きな原因になる植物でもある。平坦地であれば目の仇するほどでも無いが、段差のある棚田や堤を盛り上げて貯水した池などでは地中深く横に走る太い地下茎は漏水チューブそのままでもあるのだ。先人の言葉に「葦が生えると水漏れする」という格言があるくらいだ。

 元気な新芽は粘土質の固まった堤にひび割れを作って伸び出ている。池は漏水防止が最大の課題なので駆逐するまで葦角刈りは続けなければならない。翌日に見回ってビックリしたのは成長が早いこと、一晩で5cmも伸びている。周囲を圧倒する訳である。