トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

偶然だけど…

2010-06-20 | 感じるままの回り道

Photo  資料のチェックをしていたら小さな記事が目に止まった。それは5月29日、共同通信で配信された「黒いニホンアマガエルが越前松島水族館で展示」という一行だった。

 小生も先日、黒いアマガエルを撮影しているが水族館で展示するほどの価値があるとは思わなかった。撮影日を確認したら「5月28日」だった。

 記事とは一日違いだが、ほぼ同時期の太平洋側と日本海側の差だ。偶然と言えば偶然だが、こんなこともあるのだなあと思った次第。

 小生のみたアマガエルはニホンアマガエルかどうかは不明だ。

      黒い雨降らずにカエル黒き肌

      永田へと群れるカエルの腹黒き


世代更新

2010-06-20 | 感じるままの回り道

Photo_5  Photo_7

 昨年に侵入竹を除伐した斜面は、まだむき出しの地表面に近いが、様々な芽生えが見出されるから徘徊していても楽しい。

 近くの栗の木から落ちた実は既に一尺程度の幹を伸ばしていた。カラスザンショウ、タラノキ、クサギ、ヌルデなどの先駆的樹種はいたる所に芽生えが見られる。

 スミレ、百合などの植物も目に付いた。土壌の状態が良好でないのは容易に理解できるが生命体とは脆弱だけれど逞しい一面ものぞかせる。

 その中に、ひと際白い物が目に付いたのだが、良く見たら小鳥の卵殻だった。短径が10mm足らずで半分しかなかったが、親鳥が棄てたものだろう。頭上の木に巣などあろうはずも無いし、親鳥は巣の下に落とすような危険な事はしない。

 ともかく小生の感知できないところでも世代の更新が進んでいる。歯車が回り始めた実感が湧き嬉しくもあるが、自分の身に置き換えれば「寂しくもあり」というところか。