トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ゲンジボタル

2010-06-01 | 小父のお隣さん

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   1日、山も草刈りのシーズンなら里も草刈りシーズンだ。近くの土手の草丈がうっとおしいので、山は中止して一部だけ刈り取った。飼い犬がいた頃の散歩コースだ。

 刈り払っている途中、黒い虫が葉の裏から出てきたが蛍だと直感した。とりあえず確認のため作業を中断して自宅で撮影する。日中に蛍を手に取るなんて子ども時代以来の出来事である。体長は約16mm、ゲンジボタルだ。

 夜、光るのを確認してから川辺に放ったが、念のためしばらく川原を見ていたら数箇所に光が見えた。この地点では20年ぶり位だが、昨年度は雨が多くて流れが枯れなかったのが良かったのだろうか…。自宅から100歩足らずのところに位置する川である。

 これに勢いづいてフイールドまで確認に出かけた。3匹ほど飛んでいる。主流に連なる上流の沢まで足を運んだのだが先客がいた。高齢者施設の入居者がスタッフと共に見物に来ていた。

聞けば毎年見えるのだそうな。ここは拠点とする駐車場周辺よりも数が多かった。とは言っても、ここに一匹、あっちに二匹と言うくらいで、幼年時代の農道を走れば顔に当たるなどは夢の世界だ。

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母と子の原

2010-06-01 | 遊び子は

Photo『四つつ葉を手に束ねたる兄弟は並びて無心しゃがみて無言』

『如何とも憂えぬ母は男の子等と三つ葉かきわけ四つ葉を探す』

『筍を掘りたきわらべ鍬を持つ上下上下と仕草歯がゆき』

『背を越える草原の中わらべ子は母の手をとり父の名を呼ぶ』


ハートで繋ぐ

2010-06-01 | 小父のお隣さん

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 棚田脇の水路を少しずつ整備している。カワトンボやイトトンボ類の生息地だ。蛍も生き残っていて欲しい場所でもある。

 水路と棚田の間は小さな土手だが歩き易いように手も加えてきた。一帯は「環境学習・自然観察路」として完成させたいのが小生のささやかな目標だ。

 川筋をトンボが飛翔し易いように、少しでも日光が届くように周辺を含めての手入れであるけれど、作業の合間にトンボの飛び群れているのを見るのは癒される感じがする。ましてや肩や腕に止まろうとするのを見ると気分が悪かろうはずが無い。

 今日は久しぶりにトンボの「ハート」を見た。自分に向けてのサインのごとく思ってしまう独りよがりの一時だった。