テルマエかMIBという選択肢もあったのですが、一番先に終映になりそうな「わが母の記」を観て来ました。 正直、姫様は脇役なのでどうしようかと思っていましたが、思いのほか姫様の出番が多くて良かったです。
劇場に入ってみると、お客さんの年齢層が高いこと!。多分自分が一番若いだろうなと。まあ、若い人がわざわざ選ぶ映画じゃないかもしれませんけどね。
映画の冒頭から入り込めました。音楽の使い方がいいです。始まってからしばらく音楽なしで、芝居だけで見せて、ここぞというところから音楽が入り始める。うまいなと思いました。だいたい冒頭の入り方でその映画が面白いかどうかわかりますね。
パンフに書いてありましたが、「姫様を紹介されて会ってみたらぞっこん惚れ込みまして、この素晴らしい個性を明確に見せられるような琴子を作りたいと思いましたね」という原田監督の弁。監督、ありがとうございます!。
映画の撮影が井上靖先生の実家を使って撮影されたということもパンフで知りました。お宅が取り壊される直前に撮影されたそうで映像的にも貴重ですが、本物の持つ迫力が素晴らしいです。
希林さんの演技はいうまでもなく、他の出演者たちの演技も素晴らしいものでした。 姫様のセーラー服姿が全く違和感無いというか一番しっくりきてましたね。
いい映画でした。観てよかったです。