「人狼」の沖浦監督が手がけた作品だということで、観なくてはと思っていた作品です。
生活アニメーションの描写、細部へのこだわり、申し分ありません。背景に至っては芸術作品です。そういうところを観るだけでも価値のある映画でした。でも普通の人にはそういうところはあまりアピールポイントにはならないんだろうなぁ。
ストーリーはクライマックスで3妖怪以外のその他大勢の妖怪たちが、何故ももに協力するのかというところの説得力に欠けるのが惜しいですが、それ以外は楽しめました。笑えるところも泣けるところもありましたしね。優香さんのお母さん役が意外にも違和感無く彼女の顔も浮かんできませんでした。イワ役の西田敏行さんはさすがですね。作品に品格と深みをあたえています。 いい映画でした。