多くの越冬組の蛹たちの先陣を切ってナミアゲハが4月7日の夕刻に無事羽化した。羽化の瞬間はまたも見逃したが、おそらく羽化して間もない状態で動きも鈍い。
何度みてもこの美しいデザインの模様には驚嘆する。 何故人間には模様が無いのか。体毛が薄いからか?。元々無いのか。 土偶には顔や体に模様が刻まれているものがあるが、入れ墨や仮面だというのが定説だけど、本当はそういう人間が居たのかもしれないと妄想してみると面白い。でも色や模様が有ったら、合う服が限られるけど。
多くの越冬組の蛹たちの先陣を切ってナミアゲハが4月7日の夕刻に無事羽化した。羽化の瞬間はまたも見逃したが、おそらく羽化して間もない状態で動きも鈍い。
何度みてもこの美しいデザインの模様には驚嘆する。 何故人間には模様が無いのか。体毛が薄いからか?。元々無いのか。 土偶には顔や体に模様が刻まれているものがあるが、入れ墨や仮面だというのが定説だけど、本当はそういう人間が居たのかもしれないと妄想してみると面白い。でも色や模様が有ったら、合う服が限られるけど。
マイマイガに続いて今年家に来た新参者蛾シリーズ第2弾。ヒメウツギに居た幼虫
これが画像検索をかけても全く同定出来ない。おそらくまだ若齢幼虫。
これが終齢幼虫の形態。終齢になると画像検索でなんとなく「オビヒトリ」ではないかと予測できたが、成虫になるまで確信を持てなかった。オビヒトリは成虫の画像はそこそこネット上にあるのだが幼虫の画像は本当に少ない。 この形態の幼虫はクマ毛虫と呼ばれるそうだ。
綺麗な繭をつくる。 2匹見つけたのだが繭、蛹の大きさが全然違う。
繭を裂いて中身の蛹を出してみたのだが、同じ種か疑いたくなるくらい違う。雌雄の差だろうか。
普通、スズメガとかアゲハなどは経験上蛹になってから約2週間ほどで羽化するのだが、この人たちは2週間どころか3週間たっても全くその気配を見せない。触ってみても中身はあるし、生気を失ったようにも見えない。これが蛹になってから丁度2ヶ月経った頃、ようやく小さいほうが羽化。オビヒトリの蛹期間は総じてそのくらいなのだろうか。
羽化してこれがオビヒトリだと同定できた。白い美しい蛾だ。背中が赤いのが特徴で、敵を威嚇するときに翅を開いて見せるそうだ。翅の黒点は個体によって微妙な差がある。
足先が黒く、黒い手袋をしているようで上品ないでたち。首周りには暖かそうなマフラーをまとう白い貴婦人。
小さいほうが羽化してしばらくして大きいほうも無事羽化に成功。
オビヒトリの幼虫の食性についてネット上に記述は見つけられなかったが、ヒトリガは雑食性という記述をかろうじて見つけた。オビヒトリもそうなのかは不明である。マイマイガといい、たまたま家の庭に来てくれたのだろうか。 またのお越しをお待ちしております。
「モスガール」
今年、家の庭に来た新参者シリーズ第二弾。庭に生えている何の木か判らない木に居たのを採集して飼育。蛾は種類によって食草が異なるので、木の種類が判明する可能性があると期待していたのだが、このマイマイガは雑食性らしい。調べてみると森林害虫として有名で時として大量発生することがあるとのこと。幼虫は「ブランコ毛虫」とも呼ばれ、糸を出して木にぶら下がり風に乗って移動する。だから一匹だけしか見つからないのか。
複雑な模様をしており、特に顔が特徴的。
目のように見える二つの黒い斑紋から「ニャッキ」のような顔に見える。
幼虫から蛹化。蛹の横にあるのは脱皮して脱ぎ捨てた毛虫の抜け殻。
そして羽化。蛹化してから羽化するまで約12日。コスズメと同じくらい。 マイマイガは雄と雌は容姿が異なる。雌のほうが大きく白い蛾になる。この子は雄だった。
触覚が美しい。英名「ジプシーモス」 風に乗って色々な場所を渡り歩くというところから来ているのだろうか。
翅はさしずめマントか。サインペンで適当にくにゃくにゃと描いたような線がお洒落。
蛹に毛虫の毛の名残があるのがまた不思議。
いつか雌の個体も見てみたいものだ。
越冬組の幼虫たちが全部羽化して旅立っていったのも束の間で、今年の夏組の幼虫たちが続々と増えている。
アオスジアゲハは初めて。庭の楠についていた。この楠は基本切り株状態で、切り株から毎年新しい枝が伸びてきて隣のガレージに伸びるのを刈っていたのだが、その刈った枝についていた。終齢幼虫だっだので、ほどなくして蛹になった。
角のような突起がナミアゲハやキアゲハと違い特徴的だ。
蛹になってから11日目くらいに中が透けて翅の色が見えてきだして、そろそろ羽化が始まる予感。
次の日には全身が黒く中身が透けてきていよいよか。
中身と密着していた蛹の外皮と離れてくる
こうなると時間の問題。突起した部分が空洞になっているのがわかる。これはいったい何のためにあるのか。密着している外皮と分離するための空気抜きの役割があるのかと勝手に思っているのだが。
|ω・`)ノ ヤァ こんにちは世界。幼虫と同じ生き物なのに羽化するというのは生まれるという感覚になってしまう。残念ながらこの瞬間をリアルタイムで観られなかった。
蛹から羽化するのは脱皮するのだが、実は幼虫から蛹になるのも脱皮なのだ。これが不思議で、どうやって糸で蛹を固定しているのか謎である。
無事に生まれ出た。
翅もちゃんと伸びた。このデザインと配色。自然にはかなわない。
夏組はサイクルが短いので蛹化、羽化ラッシュになりそう。
残り2匹が相次いで羽化したが明暗を分けた。
コスズメよりも一回り大きいシモフリスズメ。残念ながら翅が伸びなかった。それでも美しくカッコいい。伸びていたらさぞ壮観であっただろう。自然界では飛べない=死を意味
する。砂糖水を与えてみるが飲んでくれるだろうか。
そして最後の一匹、オオスカシバ。
こちらは成功。鮮やかなグリーンが映える。スズメガ界のアイドルといわれるだけあって可愛らしい。蛾でありながら翅が透明で、ハチに擬態しているらしい。以前死体を拾ったのだが
やはり全然違う。
これですべての蛹が羽化。 さて今年はどんな蛾と出会えるだろうか。