先日（8/27）の北日本新聞27面に載っていた文科省有識者会議の結果を報じる記事に、元教員としてはどうしても気になりました。
記事を読むと、見出しのように文科省有識者会議が出した結論は「ブラック校則見直し」とのこと。これまで、度々、生徒や保護者の声としてブラック校則！？への不満が聞こえていましたが、いよいよ文科省も見直しへ舵を切る模様。既に教員用手引書「生徒指導提要」の改訂版をまとめたとありました。
これまで確かに不合理な校則も一部にあったかもしれません！？特に我々のような年代は、かつての「管理教育」で育ちました。とりわけ富山県や愛知県が全国的にも有名だったと記憶しています。当時なりに批判されて次第に管理強化を緩めてきましたが、未だに現在の校則が現代の生徒や保護者に合わなくなっているということでしようか？
今回改訂された「生徒指導提要」には、これまで校則の例示として「制服の着用、パーマ・脱色、化粧」などに関する校則があると載っていたものなどの例示が全て削除されたとのこと。文科省のお墨付きを与える印象を避けるためらしいのですが、果たしてそのような手引き省としての「生徒指導提要」でよいのだろうか？と若干の疑念も抱くのです。やはり、「古い頭なのかな！？」と納得させようとする自分もいます。ただ、スマホなどを巡って現代的な生徒指導の困難も抱えている教育現場で、今後一層、生徒指導の困難が起きるのではないかと「古い頭」は思いを巡らせるのです。（土）
