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今日の筆洗

2024年07月02日 | Weblog
1960年9月の米大統領選候補によるテレビ討論会。共和党のニクソン候補はテレビプロデューサーのメーキャップの提案を断ってしまった▼これが裏目に出る。メークなしの顔は白黒テレビでは疲れているように映ってしまった。対する民主党のケネディ候補はしっかりとメークを施し、若々しく、健康な印象を与えることができた。支持率でリードしていたニクソンは討論会後にケネディに逆転され、大統領選で敗れる▼これも大統領選の流れを決めたテレビ討論会とやがて言われるのかもしれない。民主党のバイデン大統領と共和党のトランプ前大統領による先週のテレビ討論会である▼81歳のバイデン氏は明らかに精彩を欠いた。言葉がうまく出てこない。声もかすれる。人を印象だけで判断すべきではないのだが、選挙戦では候補のイメージが大きなカギを握る現実がある。弱々しさを見せたバイデンさんに民主党内から大統領選からの撤退を求める声がわき出る。これではトランプ氏に勝てないと▼以前から高齢不安がささやかれていたが、討論会後の世論調査(米CBS)の結果は衝撃的である。72%がバイデン大統領は出馬すべきではないと回答した。11月の投票まで半年を切った中で、である▼大統領は撤退論を否定している。が、討論会の不振をひっくり返せるほど、魅力的な「メーク」の方法があるかどうか。
 
 

 


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