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今日の筆洗

2021年06月21日 | Weblog
 米国などでよく使われる温度の単位は「カ氏」。「セ氏」にしかなじみのない日本人は「カ氏」の表示を見ればまごつく。カ氏六〇度と言われても、暑いのか寒いのかピンとこない▼米国赴任中、日本人には便利だからと簡単な計算式を先輩から教えてもらった。「カ氏」から二十八を引き、それを二で割る。正確ではないが、だいたいの「セ氏」の目安になる。この程度の計算なら頭の中でもできる▼すでにカ氏一〇〇度を超える地点が相次いでいるそうだ。あの計算式ならば、セ氏三六度、正確には三七・七度。ひゃあ。アリゾナ、カリフォルニアなど米国西部が熱波に早くも見舞われている▼今年の夏至は二十一日だが、本格的な夏の時期を前にしてのこの熱波は異常らしい。聞き慣れない「ヒートドーム」と呼ばれる現象が原因だそうだ。西部上空で巨大な高気圧が居座り、ドームのように熱を閉じ込めているという▼この高気圧は勢力が強く雨雲も寄せ付けぬと聞くから恐ろしい。六月から熱波とは身がもたぬ。これも気候変動のしわざか▼<夏至といふ日の暑からず寒からず>瀧春一(たきしゅんいち)。さて「セ氏」の日本の六月。さほど気温も上がらず、過ごしやすい日が続くが、夏至を過ぎれば、水銀柱も急上昇へと向かう。ご注意を。長期予報によれば今年の夏の気温は平年並みか平年よりやや高く、全国的に暑い夏となるそうだ。

 


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